赴任地がシンガポールに決まった、あるいは駐在中のご家庭が最初にぶつかる二択が「シンガポール日本人学校か、それとも現地校・インターナショナルスクールか」。シンガポールは日本人学校の規模が大きく通学環境も整っている一方、UWCSEAやTanglin Trustをはじめ世界有数のインターがそろう激戦区でもあり、判断軸はご家庭ごとに変わります。結論を先に言うと――3〜5年で帰国し帰国後の受験を見据えるご家庭には日本人学校が、長期・永住や英語環境を最優先するご家庭にはインターが向きます。そして「どちらを選んでも残る宿題」があります。
費用の結論を先に出します。シンガポール日本人学校の2026年度は、小学部が月額S$817.50(授業料S$675.80+施設費S$141.70/GST9%込み)=年額に直すとS$9,810。これに新・編入学時の一時金(入学金S$1,090+施設費S$2,725)と、多くのご家庭が見落とす入学寄付金(個人の場合S$3,000+GST/一家族1回限り)、さらに通学バス月額S$305.20が加わります。つまり初年度は月謝だけの試算より大きく膨らみます。一方の主要インターは年S$28,000〜58,000。金額の詳細は2026年度の学費・寄付金の実額に公式の表そのままで載せました。そして費用の差以上に効いてくるのが、”どちらを選んでも残る宿題”――国語の学年相当をどう維持するか、そして帰国後の学校復帰・帰国子女受験にどう備えるか、という論点です。この記事ではその両方を、正直に整理します。
シンガポールの学校選び 3タイプ比較一覧
| 選択肢 | 言語・カリキュラム | 対象 | 学費目安 | 帰国後 | こんな家庭に |
|---|---|---|---|---|---|
| シンガポール日本人学校(日本人学校) | 日本語・日本の学習指導要領 | 小1〜中3 | 小学部 月S$817.50(年S$9,810)+一時金S$3,815+寄付金 | ◎ そのまま復帰しやすい | 3〜5年で帰国・帰国後の受験重視 |
| 現地校・インター(UWCSEA/Tanglin Trust/OFS 等) | 英語・IB/英国式/米国式 | 幼〜G12(〜18歳) | 年 約S$28,000〜58,000 | △ 国語は別途対策要 | 長期/永住・英語環境を重視 |
| ともだちじゃぱん | オンライン・日本語会話/国語・友達 | 5〜18歳 | ご登録の方に学校案内でご案内 | ◎ 学年相当の国語と日本の友達を維持 | どちらを選んでも”日本語と日本とのつながり”を足したい |
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シンガポール日本人学校の基本データ(2026年度)
比較の前に、学校そのものの形を押さえておきます。シンガポール日本人学校は3つのキャンパスに分かれた1つの学校で、しかも小学部は住所によって通う校舎が決まる学区制です。ここを知らずに住まいを決めてしまうと後から動かせないため、駐在の家探しと直結する項目です。
| 正式名称 | シンガポール日本人学校(The Japanese School Singapore) |
|---|---|
| 設置区分 | シンガポール政府から認可された私立学校。運営経費は受益者負担が原則 |
| 課程 | 小学部(小1〜小6)・中学部(中1〜中3)。高等部は設置なし |
| キャンパス | 小学部クレメンティ校(西部)/小学部チャンギ校(東部)/中学部ウェストコースト校(西部・クレメンティ校に隣接)の3校体制 |
| 小学部の学区 | 学区制。居住住所により編入学先キャンパスが決定。学区を超えた通学は認められない |
| 中学部のコース | メインストリームクラス/グローバルクラスの2コース(グローバルクラスは定員あり) |
| 教育の柱 | 基礎・基本の徹底/ネイティブ教員による英語授業とイマージョン活動/現地校との交流/ICT活用/家庭・地域との連携 |
| 所在地・連絡先 | 95 Clementi Road, Singapore 129782/Tel +65-6775-3366(事務局 9:00〜16:00・土日祝を除く) |
| 児童生徒数 | 公式サイトでは在籍数を公表していない(バンコク等と異なり数値の掲載がないため、本記事でも推測値は載せません) |
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2026年度の学費・寄付金の実額――「月謝だけ」で見ると足りません
シンガポール日本人学校の費用は①校納金(毎月かかるもの+入学時の一時金)と②入学寄付金(校納金とは別枠・原則1回)の二階建てです。この②が他都市の日本人学校にはない独特の仕組みで、金額も小さくないのに、月謝だけを見て試算してしまうご家庭が多いところです。まず①から。
| 項目 | 区分 | 金額(GST9%込み) |
|---|---|---|
| 入学金(新・編入学時/一人当たり) | 日系企業勤務で、勤務先が日本人会法人会員の登録あり | S$1,090.00 |
| 日系企業勤務で、勤務先が日本人会法人会員の登録なし | S$3,924.00 | |
| 日系企業以外の勤務先や個人(日本人会個人会員) | S$1,090.00 | |
| 施設費(新・編入学時の一時金/一人当たり) | 全員 | S$2,725.00 |
| 小学部 月額 | 授業料 S$675.80 + 施設費 S$141.70 | S$817.50(年 S$9,810) |
| 中学部 月額(メインストリームクラス) | 授業料 S$752.10 + 施設費 S$141.70 | S$893.80(年 S$10,725.60) |
| 中学部 月額(グローバルクラス) | 授業料 S$1,057.30 + 施設費 S$141.70 | S$1,199.00(年 S$14,388) |
支払い方法にも実務上のクセがあります。入学時の一時金は、新・編入学の3日前(土日祝を除く)までに銀行振込。月額分は初回のみ銀行振込で、その後は3か月分を一括してGIRO(銀行自動引落)となり、引落は4月・7月・10月・1月に実施されます。編入した月によって初回に前納する分が2か月分〜4か月分と変わり、たとえば4月・7月・10月・1月編入なら3か月分(小学部でS$2,452.50)、6月・9月・12月・3月編入なら4か月分(同S$3,270.00)をまとめて払う形です。学費の日割り計算はありません。そして見落としやすいのが、本校の小学部から中学部へ進学する場合も、入学金と施設費が再度必要になる点です(小学部入学時と保護者の勤務先が異なる場合は、寄付金が新たに発生するケースもあります)。
続いて②の入学寄付金です。シンガポール日本人学校は政府認可の私立学校で、運営経費を受益者負担で賄うことが原則とされているため、入学時に規定の寄付金納入が必要になります。どの区分に当たるかは「保護者の勤務先」で決まります。
| 寄付金の種類 | 対象者 | 金額(GST別) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 企業寄付金 | 日系企業に勤務されている方 | 企業により異なる(下記) | 勤務先企業が既に納入済なら再納入は不要。企業再編等で追加納付の対象となる場合あり |
| 個人寄付金 | 日系企業以外に勤務されている方(外資系・個人・外国人等) | S$3,000+GST | 一家族1回限り |
| 特別寄付金 | 外交旅券・公用旅券、政府関係機関、地方公共団体職員等 | S$1,000+GST | 一家族1回限り |
日系企業にお勤めの場合、寄付金を納めるのは保護者本人ではなく勤務先の企業です。金額は「在日本社の資本金ベース」と「当地駐在員ベース」の合算額で決まり、資本金ベースは1,000億円以上の700万円から10億円未満の20万円まで9段階、駐在員ベースは50人以上の600万円から3人以下の40万円まで7段階が設定されています(生命保険相互会社は総資産の万分の3相当をベースとする規定)。過去に同一企業が寄付済みであれば改めての納付は不要なので、まず勤務先の総務・人事に「シンガポール日本人学校への寄付金の納入実績があるか」を確認するのが最短です。判断に迷う場合は学校事務局に事前照会できます。納付の流れは、願書提出 → 事務局から「寄付依頼書(Donation Request Form)」の発行 → 依頼書を受け取ってから納付、という順で、編入学日の前営業日までに納めます。
ここまでを小学部・日系企業勤務(法人会員登録あり)のご家庭で足すと、初年度は入学金S$1,090+施設費S$2,725+月額分S$9,810=S$13,625(GST込み)が校納金の目安で、これに通学バスを使えばさらに年S$3,600超が乗ります。「年S$9,000前後」という月謝ベースの相場感だけで比べると、実際とはかなりずれます。それでも主要インターの年S$28,000〜58,000と比べれば依然として大きな差があり、費用面で日本人学校が有利という結論自体は変わりません。
入学金がS$2,834違う分かれ目――「日系企業だから安い」とは限りません
上の表で分かれているのは入学金だけです。授業料も施設費も全員同額なので、見積もりがぶれる原因はここに集中します。そして注意したいのは、いちばん高いS$3,924になるのが「日系企業に勤めているのに、その会社が日本人会に法人会員として登録していない」ケースだという点です。日系企業だから安い、という直感とは逆になります。日系企業以外の勤務先や個人(日本人会の個人会員)はS$1,090なので、勤務先が日系かどうかより会員登録があるかどうかが効く、と読むのが正確です。差額はS$2,834。赴任が決まった段階で、総務・人事に「うちは日本人会の法人会員か」を一度確認しておくと、初年度の見積もりがぶれません。
初年度に上乗せされる一時金は、入学金1,090または3,924に施設費(建設分担金)2,725を足したS$3,815〜S$6,649の幅で動きます(いずれも一人当たり・GST9%込み)。入学寄付金や制服・教材・スクールバス・PTA関係は、この一時金には含まれません。
最初の請求額は「編入した月」で変わります――学部別の前納額
見積もりでいちばん間違えやすいのがここです。月額分は3か月分をまとめてGIRO(銀行自動引落)で払う方式で、引落は4月・7月・10月・1月。そのため初回だけは、次の引落までの2〜4か月分を銀行振込で前納します。何月に着任するかで、最初の振込額が倍近く変わります。
| 編入した月 | 初回に前納する月数 | 小学部 | 中学部 | 中学部グローバルクラス |
|---|---|---|---|---|
| 5月・8月・11月・2月 | 2か月分 | S$1,635.00 | S$1,787.60 | S$2,398.00 |
| 4月・7月・10月・1月 | 3か月分 | S$2,452.50 | S$2,681.40 | S$3,597.00 |
| 6月・9月・12月・3月 | 4か月分 | S$3,270.00 | S$3,575.20 | S$4,796.00 |
つまり6月・9月・12月・3月に着任すると、最初の振込がいちばん大きくなります。小学部で4か月分S$3,270、これに入学金と施設費(建設分担金)S$2,725、さらに入学寄付金が重なるので、着任直後のひと月に出ていく額は相当なものになります。赴任支度金の使い方を考えるうえで、「着任月がいつか」を先に確認しておく価値があります。なお学費の日割り計算はありません。月の途中で着任・帰任しても月単位の扱いになります。
学区制――住む場所で、通うキャンパスが決まります
シンガポール日本人学校の小学部で最も重要な実務ルールがこれです。小学部はクレメンティ校(西部)とチャンギ校(東部)の2キャンパス体制で、居住住所により編入学先キャンパスが決まります。そして学区を超えて通学することは認められていません。公式サイトには小学部学区境界線の地図(全体/南側詳細/北側詳細)が公開されており、住まいを契約する前に必ず確認すべき資料です。
駐在のご家庭は、赴任前後にコンドミニアムを決めてから学校の手続きに入ることが多いのですが、シンガポールの場合は順序が逆になり得ます。「どちらのキャンパスに通わせたいか」が先で、住所はその学区の内側から選ぶ――この順番にしておくと、後から動かせない問題を避けられます。すでに転居が決まっている場合は「転居届」の提出が必要で、通学バスの路線に変更がある場合は提出から3営業日後に新路線の利用が可能になります。なお中学部はウェストコースト校の1校のみなので、学区の制約はありません。
編入学の資格・手続き・通学バス
編入学の資格は4点です。①日本の教育関係法規が定める年齢に該当していること ②シンガポール共和国に在住していること ③保護者がシンガポール日本人会の会員であること ④シンガポール国籍を持つ児童は原則入学不可(政府の承認がある場合は例外)。加えて条件として、日系企業や団体に勤務する保護者はその法人が所定の企業寄付金を納入していること、日系企業勤務以外の保護者は個人寄付金を一世帯一度納入することが求められます。③の日本人会会員資格は、日本人学校の手続きとは別に取得が必要なので、赴任準備の早い段階で着手しておくと安心です。
手続きのスケジュール感も押さえておきましょう。長期休業を除き、希望編入学日の1か月前にはオンライン願書の登録が必要です。そこから「編入学手続きのご案内」→「正式な願書として成立」→「編入学手続き(校納金の支払い・書類提出)」と進み、手続き完了後、最短で3営業日後から編入が可能になります。注意点として、中学3年生で編入を希望する場合は、オンライン願書の登録を行う前に学校へ問い合わせが必要です。中学部グローバルクラスは定員があるため、希望する場合は空き状況の確認が先になります。特別な配慮を必要とするお子さんについては就学指導委員会の面談があるので、こちらも事前相談が前提です。
通学バスは学校とは別のバス組合の運営で、2026年度の費用は入会金S$10.90/家庭、出資金S$100.00/家庭(退会時に返還)、月額利用料S$305.20/人(小学部・中学部一律)です。年間に直すとS$3,662.40/人となり、決して小さくない額なので学費と合わせて見積もっておくのが実務的です。入会時には入会申請書・通学バス利用申込書・誓約書・個人情報同意書・GIRO申請書(すべて原本)が必要で、これらは編入手続きの書類一式に同封されます。ピックアップポイントは校ごとにバスポイントマップが公開されていますが、路線によっては満席でウェイティングになることがあります(2026年度はクレメンティ校のW05・W14で満席の案内が出ています)。住まいの候補が絞れた段階で、その住所が乗れる路線かどうかを確認しておくと安全です。
日本人学校という選択肢 ――シンガポールの実情
シンガポールには全日制のシンガポール日本人学校(The Japanese School Singapore)があり、これは世界最大級の日本人学校として知られています。構成は少し独特で、小学部はクレメンティ校とチャンギ校の2キャンパスに分かれ、中学部はウェストコースト校に置かれています(対象は小1〜中3)。日本の学習指導要領に沿った全日制で、教科書・給食・運動会などの学校行事まで日本とほぼ同じ環境が用意されているのが最大の強みです。
メリットは、日本のカリキュラムをそのまま継続でき帰国後の復帰・受験に直結すること、日本語で安心して学べること、そして英語面でもネイティブ教員による授業や音楽・体育・水泳での英語イマージョン活動が用意されていることです。一方でデメリットは、英語の使用時間がインターに比べれば限られること、学区制と通学バスの制約があること、そして中学部までしかなく高校段階の受け皿がないことです。高校進学のタイミングで別途、帰国かインター編入かを考える必要があります。
シンガポール日本人学校について、さらに詳しく
学費・生徒数・制服・スクールバスといった具体的な数字は、それぞれ1本ずつ最新の一次情報でまとめています。気になるものからご覧ください。
- シンガポール日本人学校はチャンギ校かクレメンティ校か 住所で決まる学区と、中学部が1校しかない話
- シンガポール日本人学校 中学部の学費とグローバルクラス
- シンガポール日本人学校に高等部はない――中3で選び直す高校4つの選択肢
- シンガポール日本人学校の夏休みは8月まるごと 2026年度の学期と学年暦
現地校・インターという選択肢 ――主な検討先
シンガポールは世界屈指のインター激戦区で、駐在家庭が実際に検討するのは主に次の3校です。UWCSEA(United World College of South East Asia)はIBカリキュラムの名門で、学費は幼稚園〜G12でおよそ年S$47,000〜58,000。Tanglin Trust Schoolは英国式(IGCSE/A-Level/IB)で、年S$34,770〜55,734前後+新入生一時金S$4,500。Overseas Family School(OFS)は米国式・IBで年S$28,400〜44,800+登録料S$2,000と、大手の中では比較的入りやすい価格帯で日本人家庭にも人気です(すべて2025/2026年度の公開情報に基づく目安・9%GST込みの表記を含む)。メリットは、高い英語力・国際性が身につき、長期滞在・永住や海外大進学に強いこと。一方デメリットは、学費が日本人学校の数倍と高額なこと、人気校はウェイトリストで入学枠が限られること、そして国語や日本の教科が完全に空いてしまい、帰国後の学年相当に大きなギャップが生まれることです。
結局どっち? 迷ったときの3つの判断軸

- ①帰国予定:3〜5年で帰国か、長期・永住か――シンガポール駐在は3〜5年で帰国するケースが多く、この場合は国語の連続性が切れない日本人学校(+補完)が有利です。逆に長期・永住や海外大まで見据えるなら、英語環境のインターの価値が高まります。
- ②子の年齢・学年:いま何年生か(5年生の壁)――低学年なら言語の切替が効きやすいですが、高学年になると国語の抽象語彙・説明文が急に難しくなり、空白が致命傷になりやすい。今が小4〜小6なら国語の学年相当を切らさない設計が特に重要です。
- ③帰国後の受験:帰国子女入試・中学受験の国語――帰国子女枠でも国語・作文・面接が課される学校は多く、中学受験を見据えるほど日本語の学年相当を維持する必要があります。中学受験なら小6の12月頃の帰国が一つの目安とされます。

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どちらを選んでも残る”宿題”――第三の選択肢
ここまで見てきた通り、日本人学校を選べば英語や現地とのつながりが、インターを選べば日本語の学年相当・帰国後の国語・日本の同世代とのつながりが、それぞれ”宿題”として残ります。この宿題を軽くするのが、2026年12月開校のオンライン日本語スクール「ともだちじゃぱん」です。日本人学校やインターを置き換えるものではなく、併用して足りない部分を補う”第三の選択肢”としてお使いいただく前提です。
時差の面でもシンガポールは好条件です。日本との時差はわずか-1時間なので、日本の平日夕方のクラスが、シンガポールの放課後そのままの時間帯にあたります。日本人学校やインターから帰宅して、そのままリビングのタブレットで日本の友達とのレッスンに参加できる――無理のない生活リズムで続けられます。
- 相手は日本在住の同世代:姉妹校NIJINアカデミー(在籍800名超)の日本の子どもたちと少人数グループで話します。シンガポールの教室では得にくい「日本のリアルな友達」ができるのが、他社にない独自価値です。
- “レッスン”以上の、日本とのつながり:日本語だけでなく、アイデンティティやルーツとのつながりを育てます。これは帰国後もその先も効いてくる長期価値です。
- 子ども特化だから安心:毎日でも参加できる通い放題で、学年でなく会話レベルでクラス分けするので「5年生の漢字の壁」で取り残されません。「週1回では量が足りない」という補習校ならではの悩みも解決します。学費・奨学金の詳細は、ご登録の方に学校案内でお届けします。


よくある質問(シンガポールで学校を選ぶ方から)
シンガポール日本人学校の学費は、結局いくらかかりますか?
2026年度は、小学部が月額S$817.50(授業料S$675.80+施設費S$141.70/GST9%込み)で年S$9,810。中学部はメインストリームクラスが月S$893.80(年S$10,725.60)、グローバルクラスが月S$1,199.00(年S$14,388)です。これとは別に、新・編入学時の一時金として入学金S$1,090(勤務先が日本人会法人会員の登録なしの場合はS$3,924)と施設費S$2,725、さらに入学寄付金(個人の場合S$3,000+GST)がかかります。通学バスを使う場合は月S$305.20/人が加算されます。小学部・日系企業勤務(法人会員登録あり)で試算すると、初年度の校納金はおよそS$13,625が目安です。
学費の支払い方法は選べますか? 最初にいくら振り込めばよいですか?
選べません。初回のみ銀行振込で、その後は3か月分一括の銀行自動引落(GIRO)です。引落は4月・7月・10月・1月に行われます。初回に振り込む額は編入した月で変わり、小学部なら2か月分S$1,635.00/3か月分S$2,452.50/4か月分S$3,270.00のいずれかです。入学金と施設費(建設分担金)は、新・編入学の3営業日前(土日祝を除く)までに別途銀行振込で納めます。
「シンガポール 日本人学校 学費」で調べると金額がページごとに違います。どれが正しいですか?
同校は毎年4月に校納金一覧のPDFを差し替えます。まとめサイトや掲示板の金額は前年度のまま止まっていることが多く、そこが食い違いの原因です。判断に使う数字は、必ず同校サイトの「寄付金・校納金」に置かれている最新年度のPDFでご確認ください。本記事の金額はいずれも2026年度版(Apr 2026)に基づいています。為替でも印象は変わるので、日本円に換算するときは着任時点のレートで計算し直すのが安全です。
月の途中でやめたら学費は返金されますか?
同校は「学費の日割り計算はしておりません」と明記しています。日割りの精算は行われない前提で、帰任時期の計画を立ててください。あわせて、本校の小学部から中学部へ進学する場合も入学金と施設費が再度必要になる点も見落としやすいところです。
住む場所によって通う校舎が変わるというのは本当ですか?
本当です。小学部はクレメンティ校(西部)とチャンギ校(東部)の2キャンパス体制で、居住住所によって編入学先のキャンパスが決まり、学区を超えた通学は認められていません。公式サイトに小学部学区境界線の地図(全体・南側詳細・北側詳細)が公開されているので、住まいを契約する前に必ず確認してください。中学部はウェストコースト校の1校のみのため、学区の制約はありません。
年度の途中でも編入できますか? どのくらい前に動けばいいですか?
年度途中の編入は可能です。長期休業を除き、希望編入学日の1か月前にはオンライン願書を登録し、そこから手続きを進めます。編入学手続き(校納金の支払い・書類提出)が完了すれば、最短で3営業日後から編入できます。ただし中学3年生で編入を希望する場合は、オンライン願書の登録を行う前に学校へ問い合わせが必要です。中学部グローバルクラスは定員があるため空き状況の確認が先になり、特別な配慮を要するお子さんは就学指導委員会の面談が入ります。いずれも早めの事前相談が前提です。
入学するのに条件はありますか?
編入学資格は、①日本の教育関係法規が定める年齢に該当 ②シンガポール共和国に在住 ③保護者がシンガポール日本人会の会員であること ④シンガポール国籍を持つ児童は原則入学不可(政府の承認がある場合は例外)の4点です。加えて、日系企業や団体に勤務する保護者はその法人が企業寄付金を納入していること、日系企業勤務以外の保護者は個人寄付金を一世帯一度納入することが条件になります。③の日本人会の会員資格は学校の手続きとは別枠なので、赴任準備の早い段階で確認しておくとスムーズです。
シンガポール日本人学校は中学部までしかありません。高校はどうすれば?
その通りで、シンガポール日本人学校は小1〜中3の全日制です。高校段階では、日本の高校への帰国・進学、シンガポールのインターへの編入、あるいは現地の他の日本人向け選択肢を検討することになります。いずれの進路でも、中学までに日本語の学年相当を維持しておくと選択肢が広がります。ともだちじゃぱんは高校生年代(〜18歳)まで対応するので、進路が固まるまで日本語と日本とのつながりを切らさずに続けられます。
インターに入れると日本語が心配です。どうすれば?
正直に言うと、インターだけで日本語の学年相当を保つのは難しく、家庭での日本語量と、外部の補完手段が鍵になります。読み聞かせや家庭学習に加えて、会話と国語を継続できる場を持つのが効果的です。ともだちじゃぱんは会話レベル別のクラスと通い放題で、インター生活と両立しながら日本語の”読む・書く・話す”を学年相当に近づけていけます。まずは無理なく週数回から始めるご家庭が多いです。
帰国後の中学受験・国語が不安です。今から何をすべき?
帰国子女枠でも国語・作文が課される学校は多く、算数や英語ができても国語で差がつくケースがあります。ポイントは、日本語の抽象語彙や説明文・記述の力を”学年相当”で切らさないこと。特に高学年で日本語の入力が細ると、帰国後の追い上げが大変になります。シンガポールは日本と時差-1hで日本の教材・指導にアクセスしやすい環境なので、早めに国語の連続性を確保しておくことをおすすめします。
シンガポールからだと時差は問題になりませんか?
ほとんど問題になりません。シンガポールは日本より1時間だけ遅い(-1h)ので、日本の平日夕方のクラスがシンガポールの放課後にちょうど重なります。学校から帰ってきて、夕食前の時間にそのままリビングから参加できるのが、東南アジア駐在ならではの好条件です。週末の午前にじっくり参加することもできます。
▼ 日本人学校やインターに通いながら国語・日本語をどう補うか迷ったら → シンガポールで補習校の代わりに選ぶオンライン日本語
インターナショナルスクールそのものを詳しく
- インターナショナルスクールの学費――都市をまたいだ相場と、入学金・スクールバス・寄付金まで含めた総額の見方。
- インターナショナルスクールと無償化――高等学校等就学支援金などの制度が海外のインターにどこまで及ばないのか。
小学部は、住む場所で学校が決まります。クレメンティ校(西部)とチャンギ校(東部)の2キャンパス体制で、学校は「学区を超えて通学することは認められていない」と明記しています。家を決めた時点で子どもの通う校舎が決まるので、内見の前に境界を確認しておくほうが安全です。学区の仕組みと、中学部が1校しかない話はシンガポール日本人学校のチャンギ校とクレメンティ校にまとめました。
他都市と比べたい方は、世界90校をまとめた日本人学校 一覧もあわせてご覧ください(高等部の有無・国別の分布まで整理しています)。
シンガポールで学校を決めるとき、学費の次に効いてくるのは「毎日どう回るか」と「中学のあとどうするか」です。昼食はお弁当なのか、中学部まであるのか、英語は週に何時間あるのか——これらに全校共通のルールはなく、学校ごとに公式サイトの書き方が違います。各校の公表内容をそのまま横断して調べました=日本人学校と高校、日本人学校の給食、日本人学校の中学部、日本人学校の英語。一時帰国の航空券を取る前に確かめておきたいのが学年暦です。10校分の日程を校暦から拾った日本人学校の夏休みにまとめています。
現地校・インターを選んだ場合に国語をどう補うかは、送迎ゼロの選択肢を並べたシンガポールで子どもの日本語を続ける方法が参考になります。
小中の9年だけでなく、その先も見て決める場合。シンガポール日本人学校に高等部はない――中3で選び直す高校4つの選択肢。中学部までしかないことが、駐在の期間そのものの判断につながる場合があります。
学年暦は日本の学校と揃っていないため、帰国や一時帰国の計画に直結します。長期休暇の実際はシンガポール日本人学校の夏休みでまとめています。



