バンコクへの赴任が決まって「バンコク日本人学校のスケジュール」を調べると、古いページや年度違いの表が混ざっていて、いま必要な日付にたどり着けません。結論から書くと、2026年度(令和8年度)のバンコク日本人学校=泰日協会学校は、1学期が2026年4月17日〜8月7日、2学期が9月1日〜12月25日、3学期が2027年1月7日〜3月11日。夏休みは8月8日から8月31日までの約3週間半です。そしてこの日程は、単なる予定表ではありません。編入できる日そのものを決めています。
【2026年度】バンコク日本人学校の学期日程
以下は泰日協会学校(バンコク日本人学校・シラチャ日本人学校)が公式サイト「学校生活」の主な行事【2026年度】に掲載している日付そのままです。バンコク校・シラチャ校の両校共通の日程です。
| 区分 | 始業式 | 終業式 | そのあとの長期休業 |
|---|---|---|---|
| 1学期 | 2026年4月17日(金) | 2026年8月7日(金) | 夏季休業(8/8〜8/31) |
| 2学期 | 2026年9月1日(火) | 2026年12月25日(金) | 冬季休業(12/26〜1/6) |
| 3学期 | 2027年1月7日(木) | 2027年3月11日(木) | 春季休業(3/12〜4月中旬) |
まず気づくのは入学式と卒業式が土曜日だという点です。日本では平日の午前に行うのが普通ですが、バンコクでは保護者が参列しやすい土曜に設定されています。赴任直後の4月に有給を取らずに済む一方、入学式の前日(4月17日・金)が始業式なので、新1年生以外は先に登校が始まります。

夏休みは8月8日から8月31日――日本ともインターともずれる
バンコク日本人学校の夏季休業は2026年8月8日〜8月31日。日本の公立小学校(おおむね7月下旬〜8月末)より2週間ほど遅く始まり、終わりはほぼ同じです。この2週間のずれが、実務では効いてきます。
| 学校 | 夏の長期休業の目安 | 実務上の影響 |
|---|---|---|
| バンコク日本人学校 | 8月8日〜8月31日 | 約3週間半。9月1日から2学期 |
| 日本の公立小中学校 | 7月下旬〜8月末 | 一時帰国して体験入学する場合、日本側は7月下旬にはもう夏休み |
| バンコクの英国系インター | 6月下旬〜8月中旬 | 8月に新学年が始まるため、兄弟で学校が違うと休みが重ならない |
| タイの現地校 | 3〜4月と10月が中心 | タイの学年暦は5月始まり。日本人学校とは半年ずれる |
とくに日本の学校への体験入学(一時帰国中の短期就学)を考えている場合は要注意です。日本の公立校が受け入れてくれるのは基本的に授業のある日ですが、バンコク日本人学校が休みに入る8月8日には、日本側はすでに夏休みに入っています。体験入学を狙うなら、7月中の平日を使って早めに一時帰国するか、冬休み(12月26日〜1月6日)の直前・直後を狙うほうが現実的です。日本人学校の冬休みは日本の公立校とほぼ重なるので、こちらは相性がよくありません。逆に3学期の終業式(3月11日)から4月の始業式(4月17日)までは1か月以上あり、この春休みが日本の3学期末〜新学期にきれいに重なります。
スケジュールが「編入できる日」を決めている
ここが、行事予定表を眺めているだけでは見落とす一番大事な点です。泰日協会学校のよくあるご質問には、こう明記されています。
- 「原則、各学期の開始時に限り、学期途中での編入学はできません」
- 「入学式・始業式直前の入学・編入学受付の時点でタイに入国している必要があります」
- 「中学部3年生については、3学期の編入学は受け付けておりません」
- ただし、学期途中にタイ・日本以外の国から編入を希望する場合は、要件を満たした段階で受付可能
つまり編入のチャンスは年に3回、4月17日・9月1日・1月7日の直前だけということです。5月に赴任したら、次の入り口は9月。10月に赴任したら1月。赴任日と学期の始まりの間に、最大4か月の空白が生まれる可能性があります。この空白をどう埋めるかは、学校選び以前の実務的な問題です。

さらに、受付日には保護者と子ども本人の両方の来校が必須(タイ国外からの編入の場合)で、代理人による手続き代行は認められていません。ノービザ(ツーリストビザ)で家族全員が滞在している状態では受付できず、保護者1名がビジネスビザ等を取得していれば手続き可能、という条件も明記されています。ビザの取得スケジュールが、そのまま編入日のスケジュールになります。

月ごとの主な行事――7月に運動会、12月に修学旅行
同じページに、月別の主な行事も掲載されています。日本の学校とは並び順がかなり違います。
| 月 | 主な行事 |
|---|---|
| 4月 | 始業式・入学式 |
| 5月 | 1年生を迎える会/緊急一斉下校訓練/授業参観・学級懇談会/高校進学説明会/実力テスト(中3) |
| 6月 | 定期テスト(中学部)/職場体験学習(中学部)/宿泊学習(バンコク校 小5) |
| 7月 | 運動会 |
| 8月 | 1学期終業式/夏季休業 |
| 9月 | 2学期始業式/定期テスト(中学部)/合唱祭(バンコク校中学部) |
| 10月 | 実力テスト(中学部)/TJASスポーツフェスティバル(バンコク校)/授業参観(バンコク校) |
| 11月 | 授業参観/定期テスト(中学部) |
| 12月 | 修学旅行(バンコク校 中2)/2学期終業式/冬季休業 |
| 1月 | 3学期始業式/授業参観(バンコク校) |
| 2月 | 定期テスト(中学部)/授業参観/進路説明会(バンコク校 中1・中2) |
| 3月 | 卒業式・修了式 |
運動会が7月にあるのは、日本の感覚だと意外かもしれません。年間を通じて気温が高いバンコクでは「秋の運動会」という前提が成り立たないためです。10月には別にTJASスポーツフェスティバルがあり、体を動かす行事が年2回あります。また水泳は1年を通して実施され、担当教員と水泳コーチが一緒に指導し、小学部5年生は臨海学校で遠泳を行います。水着は指定がなく、スイミングキャップ・ゴーグル・サンダルを用意します。
進路面では、5月に高校進学説明会、2月に中1・中2向けの進路説明会が置かれています。バンコク日本人学校には高等部がないため、中3で必ず進路を選び直すことになるからです。学校は校内に進路相談室を設置し、各都道府県の公立高校入試情報、帰国子女受入校、タイ国内外のインター校の情報をファイルして『進路通信』で配信しています。主な進学先として、日本国内の国公立高校・私立高校、海外にある日本の高校、タイ国内のインター校が挙げられています。世界の日本人学校で高等部があるのは上海だけで、その事情は日本人学校に高校(高等部)はあるのかにまとめています。
1日のスケジュールと通学バス
1日の流れについて、学校は「朝は、学校始業10分前には到着するよう運行されています」と案内しています。事務室・職員室の電話受付時間は平日07:45〜15:45なので、学校が動いている時間帯の目安になります。
通学は通学用バスかPICK UP(保護者の送迎)の二択で、児童生徒の約90%がモントリー社の通学用バスを利用しています。料金や契約はモントリー社とPTAの話し合いで決まり、PTAが同社に運行を委託する形です。バス代の請求はモントリー社から学期ごとに送付され、ルートや送迎時間は学校ではなくモントリー社へ直接問い合わせる必要があります。バンコク校では下校時に児童生徒証と保護者(送迎者)のQRコードによる下校登録が必要で、登録されていない人が子どもを連れてゲートを出ることはできません。
服装は小学部に制服なし、中学部は制服あり。中学部は襟・袖のある白シャツ、黒または紺のズボン/膝にかかる丈のスカート、白・黒・紺の靴下という規定で、編入学時は前籍校の制服でも構わず、買い替え時に揃えれば可とされています。体育着は小学部が赤白帽子、中学部が紺の学校帽子という違いだけで共通です。上履きは使用せず、外靴(運動靴)で過ごすのもバンコクらしい点です。
校納金の納付スケジュールは「学期より前」に来る
見落とされがちなのが、お金のカレンダーが学校のカレンダーより先行することです。学校は在籍生の校納金納付スケジュールを次のように案内しています。
- 1学期分:前年度の2月中
- 2学期分:6月下旬〜7月下旬
- 3学期分:11月中
つまり1学期分は、その学期が始まる2か月近く前に払い終えていることになります。教材費は授業料に含まれますが、小学部5年の臨海学校、小学部6年の修学旅行、中学部2年の修学旅行は別途です。振込先はKrungsri銀行と三井住友銀行の2行に限られ、指定振込用紙以外の方法は受け付けていません。勤務先名義の小切手・振込も不可で、領収書の宛先も保護者以外には発行されません。金額そのものは学校の「就学規程・別表:学費」に掲載されています。都市ごとの相場は日本人学校の学費、タイ全体はタイの日本人学校の学費にまとめています。
3週間半の夏休みに、日本語は思ったより落ちる
スケジュールを追いかけていくと、日本人学校に通っていても日本語が薄くなる時期がはっきりあることが見えてきます。夏季休業の3週間半、冬季休業の12日間、そして3月12日から4月中旬までの1か月以上の春休み。合わせて年間およそ2か月、日本語で学ぶ時間が止まります。
在籍数が多いバンコク校では学年の人数に困ることはありませんが、逆に学期の始まりに合わせてしか編入できない構造上、赴任のタイミングによっては数か月「どこにも通っていない」期間が生まれます。5月に来て9月まで待つ、というケースが実際に起こります。この空白と長期休業をどう埋めるかは、学校が用意してくれる問題ではありません。
ともだちじゃぱんは、日本の現役水準の教員が8人の少人数クラスを担任し、日本にいる同世代の子どもたちと一緒に学ぶオンライン日本語スクールです。定額の通い放題なので、編入待ちの数か月だけ、長期休業の期間だけ、という使い方ができます。タイと日本の時差は2時間。日本の夕方のクラスが、バンコクの夕方にそのまま入ります。学校のスケジュールが止まっている間も、日本語で話す相手がいる状態を保てます。
よくある質問(バンコク日本人学校のスケジュール)
バンコク日本人学校の2026年度のスケジュールは?
1学期が2026年4月17日(金)〜8月7日(金)、2学期が9月1日(火)〜12月25日(金)、3学期が2027年1月7日(木)〜3月11日(木)です。入学式は2026年4月18日(土)、卒業式は2027年3月6日(土)。いずれも学校公式サイトの「主な行事【2026年度】」に掲載されています。
夏休みはいつからいつまでですか?
2026年度は8月8日から8月31日まで(1学期終業式が8月7日、2学期始業式が9月1日)。約3週間半で、日本の公立小中学校よりも2週間ほど遅く始まります。冬休みは12月26日〜1月6日、春休みは3月12日から4月中旬までです。
学期の途中から編入できますか?
原則できません。学校は「原則、各学期の開始時に限り、学期途中での編入学はできません」と明記しています。ただし、タイ・日本以外の国から編入を希望する場合は、要件を満たした段階で受付が可能です。また中学部3年生は3学期の編入学を受け付けていません。定員による受け入れ制限はありません。
運動会や修学旅行はいつありますか?
運動会は7月、バンコク校中学部2年の修学旅行は12月です。10月にはTJASスポーツフェスティバル、9月に合唱祭(中学部)、6月に小学部5年の宿泊学習があります。宿泊を伴う行事の費用は授業料とは別に徴収されます。
通学バスの時間やルートはどこで確認できますか?
学校ではなく運行会社のモントリー社へ直接問い合わせます。学校は「送迎ルートや送迎範囲等については本校から正確なお答えを申し上げることができません」と案内しています。児童生徒の約90%がバス通学で、朝は始業10分前に到着するよう運行されています。

世界の学校をまとめた日本人学校 一覧と日本人学校の学費、バンコクでの学校選び全体はバンコク日本人学校とインターの比較もあわせてどうぞ。学校の規模で迷ったときは日本人学校の生徒数が参考になります。

