「シラチャ日本人学校って、何人くらいの学校なんだろう」――シラチャやチョンブリー県への赴任が決まったご家庭が、最初に調べることの一つです。ところがネットで検索すると「約400人」「400〜600人」「中学部だけで約500人」と、数字がばらばらに出てきます。結論から書くと、学校が公表している最新の数字は全校399人・20学級(2026年4月現在)。内訳は小学部313人・16学級、中学部86人・4学級です。この記事では、泰日協会学校の公式サイトに載っている学年別の表と開校以来の推移グラフをもとに、シラチャ日本人学校の人数を学年ごと・学級ごとに読み解き、数字の食い違いの理由や、バンコク校との規模の違いまで整理します。

まず結論――全校399人・20学級(2026年4月現在)
シラチャ日本人学校の正式名称は泰日協会学校シラチャ校(英語=Thai Japanese Association School Sriracha)。タイ国の認可私立学校で、日本の文部科学省の在外教育施設認定校です。設置しているのは泰日協会で、バンコク日本人学校(泰日協会学校)と同じ法人が運営しています。2009年4月に開校した、タイで2番目の日本人学校です。
学校の公式サイト「児童生徒推移・在籍児童生徒数一覧」には、シラチャ校の学年別の人数と学級数が表で公表されています(2026年4月現在)。
| 学部・学年 | 人数 | 学級数 | 1学級あたり(平均) |
|---|---|---|---|
| 小学1年 | 50人 | 3 | 約17人 |
| 小学2年 | 59人 | 3 | 約20人 |
| 小学3年 | 59人 | 3 | 約20人 |
| 小学4年 | 58人 | 3 | 約19人 |
| 小学5年 | 42人 | 2 | 21人 |
| 小学6年 | 45人 | 2 | 約23人 |
| 小学部 計 | 313人 | 16 | 約20人 |
| 中学1年 | 26人 | 1 | 26人 |
| 中学2年 | 41人 | 2 | 約21人 |
| 中学3年 | 19人 | 1 | 19人 |
| 中学部 計 | 86人 | 4 | 約22人 |
| 全校 | 399人 | 20 | 約20人 |
ひと目でわかるのは、小学1〜4年は各学年3学級、小学5・6年は2学級、中学部は1〜2学級という構成です。1学級は平均で約20人。日本の公立小学校の学級編制の標準(35人)と比べると、かなりゆとりのある人数で学んでいることになります。
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学年ごとに見ると――「小学校は3学級、中学は1〜2学級」
表を学年ごとに読むと、入学・編入を考えるときに役立つことがいくつか見えてきます。
①小学1〜4年は、同じ学年に3学級ある。50〜59人が3学級に分かれています。クラス替えがあり、同じ学年に友達の選択肢がある規模です。
②小学5・6年から2学級に減る。42人・45人を2学級で分けているので、1学級は21〜23人と、低学年より少し多めです。高学年になると帰国や転校が増えるため、学年の人数そのものが小さくなっています。
③中学部は学年によって1学級だけ。中学1年(26人)と中学3年(19人)は1学級、中学2年(41人)だけが2学級です。中学部は3年間ほぼ同じ顔ぶれで過ごす学年がある、ということです。小さな学校ならではの落ち着きがある一方、クラス替えで人間関係をリセットする機会はほとんどありません。
④中学3年は19人。高校受験の学年は、中学2年の半分以下の人数です。中学生になるタイミングで日本へ帰国し、日本の中学・高校受験に備える家庭が多いことがうかがえます。
ここで一つ注意があります。学年の人数は毎年4月の数字で、駐在家庭の学校なので年度の途中でも転入・転出があります。表はあくまで「4月の時点でこの規模だった」という目安として読んでください。

開校からの推移――2019年の約500人がピーク、いまは約400人で横ばい
学校の公式サイトには、2009年の開校から2026年までのシラチャ校の児童生徒数の推移がグラフで掲載されています。グラフから読み取れる大きな流れは次のとおりです(数字はグラフからの読み取りで、目安です)。
| 時期 | 全校の人数(目安) | できごと |
|---|---|---|
| 2009年 | 約90人 | 開校(小学部が中心、中学部は1桁) |
| 2014年 | 約360人 | 開校から5年で約4倍に |
| 2019年 | 約500人(最多) | 小学部も約420人で最多 |
| 2022年 | 約380人 | ピークから約2割減 |
| 2023〜2026年 | 約400人で横ばい | 2026年4月は399人 |
開校から10年で5倍以上に増えたのは、シラチャ周辺が日系の工場の集まる地域だからです。チョンブリー県やラヨーン県には日系企業の工業団地が多く、シラチャはそこで働く駐在員家庭が暮らす町として日本人が増えてきました。
2019年から2022年にかけて人数が減り、その後は約400人で落ち着いています。見逃せないのは内訳の変化です。グラフでは、小学部は2023〜2024年の約330人から2026年の313人へ少し減った一方、中学部は2024年の約65人から2025年以降は80人台に増えています。全校の人数は横ばいでも、中学部で過ごす生徒が少し増えている、という動きです。
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ネットで数字が食い違う理由
「シラチャ日本人学校 人数」で検索すると、記事によって「約400人」「400〜600人」「小学部約420名・中学部約500名」などの数字が出てきます。食い違う理由は主に2つです。
①いつの数字かが違う。シラチャ校は2019年ごろの約500人から、2022年に約380人まで動いています。書かれた時期によって「約500人」「約400人」のどちらも、その年としては近い数字になりえます。
②学部の数字の取り違え。学校のグラフでは、中学部の人数は開校以来一度も100人を超えていません。「中学部が約500人」という記載は、全校の人数か、バンコク校の数字と取り違えている可能性が高いと考えられます。
入学を考えるときは、学校が毎年更新している公式の表(4月現在の学年別の人数と学級数)を見るのがいちばん確実です。本記事の数字もその表から取っています。

バンコク校と比べると――人数は約5分の1
同じ泰日協会学校のバンコク校(バンコク日本人学校)は、同じ公式ページで全校1,962人・89学級(2026年4月現在)と公表されています。並べると、規模の違いがはっきりします。
| 項目 | シラチャ校 | バンコク校 |
|---|---|---|
| 全校の人数 | 399人 | 1,962人 |
| 学級数 | 20学級 | 89学級 |
| 小学部 | 313人・16学級 | 1,534人・71学級 |
| 中学部 | 86人・4学級 | 428人・18学級 |
| 1学年の学級数 | 小学部2〜3・中学部1〜2 | 小学部10〜12・中学部4〜6 |
| 特別支援学級(なかよし学級) | なし(小学部に通級指導教室「かがやき教室」あり) | あり |
バンコク校は小学部の1学年に10学級以上ある世界最大級の日本人学校ですが、シラチャ校は1学年2〜3学級の、日本でいえば郊外の小中学校くらいの規模です。先生や上級生・下級生と顔見知りになりやすく、「学校全体が一つのコミュニティ」になりやすい大きさだといえます。
もう一つの大きな違いが特別支援学級です。学校の入学・編入学要項には、特別支援学級(なかよし学級)はバンコク校のみに設置されていて、シラチャ校には小学部の児童を対象とした通級指導教室(かがやき教室)はあるものの、特別支援学級は設けていない、と明記されています。学年別の表でシラチャ校に「なかよし」の行が無いのはこのためです。お子さんに個別の配慮が必要かもしれない場合は、学校が受け付けている「サポートご相談フォーム」から、診断の有無にかかわらず入学前に相談することが勧められています。
「小さな学校」で気にしておきたいこと
約400人という規模には、良い面と、事前に知っておきたい面の両方があります。
良い面は、1学級が約20人で先生の目が届きやすいこと、学年をまたいで顔見知りが多いこと、そして日本の学習指導要領に沿った授業を日本語で受けられることです。帰国後に日本の学校へそのまま戻りやすい、という日本人学校の強みはシラチャ校でも同じです。
知っておきたい面は、中学部で1学級だけの学年があることです。人間関係が合わなかったときに、クラス替えで環境を変えることは難しくなります。また、学年の人数が少ないと、同じ趣味や同じ関心を持つ友達に出会える確率も、大きな学校よりは小さくなります。
そこで、シラチャの家庭の中には、学校とは別に日本語で話せる友達の輪を放課後に広げることを考えるところもあります。タイと日本の時差は2時間なので、シラチャの放課後の夕方は日本の夕方とも重なります。学校の友達に加えて、日本や世界各地に住む同世代の子と日本語で話す時間を持つと、小さな学校の良さを保ちながら、話す相手の数を増やすことができます。

入学・編入を考えるときに確認しておくこと
人数とあわせて、手続きの前に押さえておきたい点を学校の案内から整理します。
・編入の受付は各学期の開始前。現在タイ以外の国やタイのインター校などに通っている児童生徒は、各学期が始まる前に入学・編入学の受付手続きを行います。
・小学1年生の新入学は時期が決まっている。11月1日現在タイの幼稚園に通っている年長の子は先行して申し込みを受け付け、それ以外の新1年生は1月から申し込み、4月に受付手続きという流れです。
・特別な配慮の相談は随時。前の節で触れたとおり、シラチャ校には特別支援学級がないため、必要かどうか迷う場合は早めの相談が勧められています。
学費については、バンコク校とシラチャ校の2校を比較したタイの日本人学校2校の学費比較で整理しています。インターナショナルスクールとの比較も含めて考えたい場合は、バンコク日本人学校の学費・インター比較も参考になります。
よくある質問(シラチャ日本人学校の人数)
Q. シラチャ日本人学校の生徒数は何人ですか。
A. 学校の公表では、2026年4月現在で全校399人です。内訳は小学部313人、中学部86人です。
Q. 1クラスは何人くらいですか。
A. 全校20学級なので、平均すると1学級約20人です。小学1〜4年は各学年3学級、小学5・6年は2学級、中学部は学年によって1〜2学級で、1学級の人数は17〜26人ほどです(人数÷学級数による当社の計算)。
Q. 人数は増えていますか、減っていますか。
A. 学校の推移グラフでは、2019年の約500人が最も多く、2022年に約380人まで減ったあと、2023年以降は約400人で横ばいです。小学部はやや減り、中学部はやや増えています。
Q. バンコク日本人学校とどちらが大きいですか。
A. バンコク校は全校1,962人・89学級で、シラチャ校(399人・20学級)の約5倍の規模です。
Q. 特別支援学級はありますか。
A. シラチャ校に特別支援学級(なかよし学級)はありません。小学部を対象にした通級指導教室(かがやき教室)があります。特別支援学級はバンコク校にのみ設置されています。
まとめ
シラチャ日本人学校(泰日協会学校シラチャ校)の人数は、2026年4月現在で全校399人・20学級。小学部313人・16学級、中学部86人・4学級で、1学級は平均約20人です。開校から10年で約500人まで増え、その後は約400人で安定しています。
1学年2〜3学級、中学部には1学級だけの学年もある「顔の見える規模」の学校です。ネット上の古い数字や取り違えに惑わされず、学校が毎年更新している公式の表で確かめること。そして、小さな学校の良さを生かしながら、日本語で話せる友達の輪をどう広げるかまで考えておくと、シラチャでの学校生活の見通しが立てやすくなります。
本記事の学校情報は、泰日協会学校の公式サイト(「学校概要・連絡先」「児童生徒推移・在籍児童生徒数一覧」「入学・編入学要項」)の記載に基づき、2026年9月26日に閲覧した内容です。推移の数字のうち2026年以外は、公式グラフからの読み取りによる概数です。人数や手続きは変わることがあるため、出願前に必ず学校の最新の案内をご確認ください。
あわせて読みたい:タイの日本人学校2校の学費比較|バンコク・シラチャ/バンコク日本人学校の生徒数/バンコク日本人学校のスケジュール/日本人学校の生徒数|1クラス何人?/バンコクの日本語補習校まとめ/日本人学校の一覧



