バンコクへの赴任が決まって最初に気になるのが、バンコク日本人学校(泰日協会学校)の生徒数です。「1学年に何人いるのか」「クラス替えはあるのか」「日本の学校と比べて大きいのか」。同校は自校サイトで1958年から2026年までの在籍数の推移グラフと、学年別の人数・クラス数の一覧を公開しています。この記事では、その公表値をそのまま読み解きます。結論から言うと、2026年4月現在の在籍は1,962名・89学級で世界最大の日本人学校ですが、2014年のピークからは約3分の2に減っています。
【2026年4月現在】バンコク日本人学校の生徒数は1,962名・89学級
まず全体像です。同校が公表する「児童生徒推移・在籍児童生徒数一覧」(2026年4月現在)の数字は次のとおりです。
| 学年 | 人数 | クラス数 | 1クラスあたり |
|---|---|---|---|
| 小学1年 | 280名 | 12 | 約23名 |
| 小学2年 | 257名 | 11 | 約23名 |
| 小学3年 | 255名 | 11 | 約23名 |
| 小学4年 | 248名 | 11 | 約23名 |
| 小学5年 | 245名 | 11 | 約22名 |
| 小学6年 | 224名 | 10 | 約22名 |
| なかよし(小学部) | 25名 | 5 | 約5名 |
| 小学部 合計 | 1,534名 | 71 | ― |
| 中学1年 | 165名 | 6 | 約28名 |
| 中学2年 | 154名 | 6 | 約26名 |
| 中学3年 | 104名 | 4 | 26名 |
| なかよし(中学部) | 5名 | 2 | 約3名 |
| 中学部 合計 | 428名 | 18 | ― |
| 全校合計 | 1,962名 | 89 | 約22名 |
日本の公立小学校の1学年あたりの平均は、学校規模にもよりますが1〜2クラスが標準です。バンコク日本人学校は小学1年だけで12クラス。1学年が日本の小さな小学校まるごと1校分に相当します。

海外で、日本語を続ける方法をお探しの方へ
ともだちじゃぱんは、海外で育つ子どものためのオンラインの日本語スクールです。日本の同世代と毎日話せて、日本の現役水準の先生が担任につく8人の少人数クラス。
🎁 ご登録の方に「学校案内」と「海外で育つ子の日本語 続け方ガイド」のPDFを、自動返信でその場でお届けします。学費・奨学金・開校日程もいちばんにお知らせします。
30秒・無料。ご質問は返信メールにそのままご返信ください。
1クラス22〜28名――日本の40人学級より小さい
意外に思われるかもしれませんが、1クラスあたりの人数は日本の公立校より少なめです。小学部は各学年10〜12クラスに分かれるため1クラス22〜23名、中学部は26〜28名で運営されています。
これは「学校が大きい=1クラスが大きい」ではないことを意味します。学校全体の規模が大きいぶん、学級数を増やして1クラスを小さく保てるという構造です。小規模校では1学年1学級しか作れず、人数が少なくてもクラス替えができません。バンコクはその逆で、毎年クラス替えがあり、6年間で出会う同級生の数が非常に多い環境になります。
学費・奨学金・開校日程は、学校案内(無料)でお届けします。
海外で育つ子どものためのオンライン日本語スクール「ともだちじゃぱん」(2026年12月開校)。日本の現役教員が担任する8人の少人数クラスで、同世代の友達と日本語を続けられます。
中学3年で104名――中学部は学年が上がるほど小さくなる
表をもう一度見てください。中学1年165名(6クラス)、中学2年154名(6クラス)、中学3年104名(4クラス)。1年から3年にかけて約37%減っています。
これは学校の問題ではなく、高等部がないことから生まれる構造です。バンコク日本人学校は小学部・中学部までで、高等部を併設していません(同校は進路相談室を設置し、5月に高校進学説明会、2月に中1・中2向けの進路説明会を行っています)。そのため日本の高校受験に備えて中3の途中で帰国する家庭が一定数出ます。学校側も「中学3年生は3学期の編入はできない」と明記しており、学年末に向けて人数が動くことを前提にした運用になっています。
赴任のタイミングを考えるときは、「中3の1年間をバンコクで過ごすのか、日本で過ごすのか」が家庭の分岐点になります。数字はその選択が実際に行われていることを示しています。

OUR TEACHERS
教えるのは、日本の学校の先生です。
家庭教師でも、動画配信でもありません。日本の小中学校で子どもと向き合ってきた教員が、約2%の選抜を通って担任になります。まずは無料で、お子さまのことを相談してみてください。
無料です。お子さまがご一緒でなくても構いません。無理におすすめすることはありません。
生徒数の推移――2014年の約3,050名がピーク
同校が公開している推移グラフは1958年から2026年までを1本の折れ線で見せています。読み取れる流れは次のとおりです。
- 1958年〜1970年代=ほぼゼロから数百名へ。日系企業の進出とともに増加
- 1980年代後半〜1990年代=1,000名を超え、1997年前後に一度2,000名に到達
- 2000年前後=アジア通貨危機の影響で1,700名台まで一時的に減少
- 2000年代〜2014年=再び増加を続け、2014年前後に約3,050名でピーク
- 2015年〜2026年=減少に転じ、2026年は1,962名
つまりピークから12年で約1,100名、率にして約36%減ったことになります。日本人学校としては依然として世界最大ですが、「かつての3,000人規模の学校」ではありません。同校は1926年創立の盤谷日本尋常小学校を前身とし、1956年に大使館内の日本語講習会として再出発した、世界でも最も長い歴史をもつ日本人学校のひとつです。その70年ぶんの人の動きが、このグラフに入っています。

シラチャ校は399名――同じ法人でも規模が5倍違う
見落とされがちですが、タイの日本人学校はバンコクとシラチャの2校で、どちらも設置者は泰日協会です。シラチャ校(2009年開校)の2026年4月現在の在籍は次のとおりです。
| バンコク校 | シラチャ校 | |
|---|---|---|
| 小学部 | 1,534名(71学級) | 313名(16学級) |
| 中学部 | 428名(18学級) | 86名(4学級) |
| 全校 | 1,962名(89学級) | 399名(20学級) |
| 小1の学級数 | 12クラス | 3クラス |
| 中3の学級数 | 4クラス | 1クラス |
シラチャは日系製造業の集積地で、2009年の開校時は約90名、2019年前後に約500名でピーク、現在は約400名で推移しています。同じタイでも中学3年が1クラス19名という規模で、バンコクとはまったく違う学校生活になります。赴任先がバンコク都心かシラチャかで、子どもが出会う同級生の数は5倍変わります。
人数の多さは、日本語で話す相手の多さと同じではない
1,962名という数字は安心材料に見えます。ただ、学年が上がるほど人数が減ること、中3で進路が分かれること、そして帰国後に日本の同級生と話が合うかは別の問題であることは、数字だけでは見えません。実際、中学3年の104名は小学1年の280名の37%です。同じ学校にいても、6年生と中3では「同学年の輪」の大きさがまるで違います。
ともだちじゃぱんは、日本の現役水準の教員が8人の少人数クラスを担任し、日本にいる同世代の子どもたちと同じクラスで学ぶオンラインの日本語スクールです。タイと日本の時差は2時間。バンコクの夕方が、日本の夜のクラスにそのまま入ります。学校の規模は赴任先で決まりますが、日本語で関わる同世代の人数は、家庭の側で足せます。
よくある質問(バンコク日本人学校 生徒数)
バンコク日本人学校の生徒数は何人ですか?
同校が公表する「児童生徒推移・在籍児童生徒数一覧」によると、2026年4月現在で全校1,962名・89学級です。内訳は小学部1,534名(71学級)、中学部428名(18学級)。世界に90校ある日本人学校のなかで最大規模です。
1クラスは何人ですか?
小学部は1クラス22〜23名、中学部は26〜28名です。小学1年は280名を12クラスに分けています。学校全体は大きいものの、学級数を多く取っているため1クラスあたりの人数は日本の公立校より少なめです。学年ごとに複数クラスがあるため、毎年クラス替えがあります。
生徒数は増えていますか、減っていますか?
減少しています。同校の推移グラフでは2014年前後の約3,050名がピークで、そこから減り続けて2026年は1,962名。12年でおよそ36%減です。1997年前後にも一度2,000名に達したあと、アジア通貨危機で1,700名台まで落ち込んだ時期があります。ただし現在も日本人学校としては世界最大です。
なぜ中学3年だけ人数が少ないのですか?
高等部がないからです。中学1年165名、中学2年154名に対して中学3年は104名と約37%少なくなっています。バンコク日本人学校は小学部・中学部までで、高校段階の課程はありません。日本の高校受験に備えて中3で帰国する家庭が一定数あるためです。学校も中学3年生の3学期の編入は受け付けていません。
シラチャ日本人学校の生徒数は?
2026年4月現在で399名・20学級(小学部313名/中学部86名)です。バンコク校と同じ泰日協会が設置者ですが、規模は約5分の1。中学3年は19名で1クラスです。2009年の開校時は約90名、2019年前後に約500名でピークを迎え、現在は約400名で推移しています。
「なかよし」とは何ですか?
特別支援の学級です。2026年4月現在で小学部25名(5学級)、中学部5名(2学級)が在籍しています。全校の在籍数1,962名にはこの人数も含まれています。特別な配慮に関する相談窓口は学校が別に設けています。
学費はタイの日本人学校の学費、学校の暦と編入のタイミングはバンコク日本人学校のスケジュール、学校選び全体はバンコクの学校選びにまとめています。他都市との比較は日本人学校の生徒数、世界の学校は日本人学校 一覧をどうぞ。




