クアラルンプールへの赴任が決まってクアラルンプール日本人学校の人数を調べると、「544名」という総数までは出てきます。ただ、本当に知りたいのはそこではないはずです。うちの子の学年は何人で、何クラスあるのか。クラス替えはあるのか。結論から書くと、全校544名(令和8年4月13日現在)で、幼稚部66名・小学部367名・中学部111名。同校は学年ごとの人数と学級数の両方を公表している数少ない日本人学校で、そこまで読むと「同じ61名の学年なのに、1クラスの人数が1.5倍違う」という実態まで見えてきます。
【令和8年4月】クアラルンプール日本人学校の人数は544名
同校の「学校概要」ページに掲載されている数字をそのまま並べます。基準日は令和8年4月13日現在です。
| 学部 | 在籍 | 内訳 |
|---|---|---|
| 幼稚部 | 66名 | 年少9名(1クラス)/年中21名(1クラス)/年長36名(2クラス) |
| 小学部 | 367名 | 1年52/2年61/3年66/4年66/5年61/6年61/なかよし2 |
| 中学部 | 111名 | 1年47/2年36/3年28/なかよし2 |
| 全校合計 | 544名 | 幼稚部+小学部+中学部 |
マレーシアには全日制の日本人学校が4校ありますが、そのうちクアラルンプールだけで全体の約8割を占めます。世界の日本人学校のなかでも、バンコク(1,962名)や上海(3校で1,601名)に続く規模のグループです。他校との比較は日本人学校の生徒数にまとめています。

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同じ61名でも、1クラスの人数が1.5倍違う
ここがこの学校の数字を読むうえでいちばん実用的なところです。学年の人数だけを見ていると気づけません。人数を学級数で割ってみると、学年によって1クラスの規模がかなり違うことが分かります。
| 学年 | 人数 | 学級数 | 1学級あたり(平均) |
|---|---|---|---|
| 小1 | 52名 | 3 | 約17.3名 |
| 小2 | 61名 | 3 | 約20.3名 |
| 小3 | 66名 | 3 | 22.0名 |
| 小4 | 66名 | 3 | 22.0名 |
| 小5 | 61名 | 3 | 約20.3名 |
| 小6 | 61名 | 2 | 約30.5名 |
| 中1 | 47名 | 2 | 約23.5名 |
| 中2 | 36名 | 2 | 18.0名 |
| 中3 | 28名 | 1 | 28.0名 |
注目してほしいのは小5と小6です。どちらも61名。ところが小5は3学級、小6は2学級で、1クラスあたりの平均は約20.3名と約30.5名――同じ人数の学年なのに、1クラスの規模が1.5倍違います。
これは学校が手を抜いているという話ではありません。日本人学校の学級編制は年度当初の在籍で決まり、その後の転入で人数が動いても学級数はすぐには変わらないためです。ただ、「うちの子の学年は何人か」だけでは学校生活の密度は分からないということは、この表がはっきり示しています。問い合わせるときは、人数と一緒に学級数も聞くのが確実です。
中3は28名で1学級――クラス替えのない1年
中学部は1年47名(2学級)、2年36名(2学級)、3年28名(1学級)です。中3は1学級なので、その学年にはクラス替えがありません。28名という規模は、日本の公立中学校の1クラスに近い人数です。
そして中1の47名から中3の28名まで、学年が上がるごとに人数が減っています。小学部367名に対して中学部111名という3.3倍の落差も同じ理由で、日本の中学受験・高校受験の時期と駐在期間が重なることによる構造的なものです。ジャカルタやハノイでも同じ形が出ています。

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幼稚部は年少9名、年長36名――4倍に増える
幼稚部の形も特徴的です。年少9名(1クラス)、年中21名(1クラス)、年長36名(2クラス)。年少から年長にかけて4倍に増えています。
これは駐在家庭の着任時期を反映しています。小さいうちは帯同を見送り、子どもが年長や小学校に上がるタイミングで合流する家庭が多い。年少の9名という数字は、逆にいえば年少で入れば同学年が9人しかいないということでもあります。他国の幼稚部の状況は日本人学校の幼稚部にまとめました。

「なかよし」学級が小学部・中学部に各1
公表表には、小学部・中学部それぞれに「なかよし」(各2名・1学級)が載っています。特別支援にあたる学級です。
これは日本人学校では当たり前ではありません。たとえばソウル日本人学校は入園入学案内に「本校には特別支援学級は設置されていない。そのため、入級相当の子女については、原則として入園入学を認めていない」と明記しています。支援が必要なお子さんがいる家庭にとって、この一点で赴任先の意味が変わることがあります。人数表の隅に置かれている情報ですが、見落とさないでください。
544名を約75,000平方メートルの敷地で
規模の感覚をつかむために、同じ「学校概要」に書かれている環境も紹介します。所在地はセランゴール州シャアラムのサウジャナで、敷地は約75,000平方メートル。同校は「広大な敷地で、幼小中学部がのびのびと学校生活を送り、日本の学校の雰囲気をそのまま味わうことができます」「学部の垣根を超えて、子どもたちが交流できることも魅力の一つです」と書いています。
授業面では、同校独自のEnglish Communication(英会話)とImmersion Swimming(水泳)を実施。学年ごとに現地校との交流も行っています。一方で同校は「本校に在籍するお子様は全員日本国籍を持っており、授業のほとんどは日本語で行われています」とも明記しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | The Japanese School of Kuala Lumpur |
| 所在地 | Saujana Resort Seksyen U2, 40150 Shah Alam, Selangor |
| 敷地 | 約75,000平方メートル |
| 設置学部 | 幼稚部・小学部・中学部(高等部なし) |
| 認定 | 文部科学大臣から日本国内の小・中学校と同等の教育課程を有すると認定された全日制 |
| 受付時間 | 朝7:30〜夕方4:15(マレーシア時間) |
人数の多さと、日本語で話し続けられることは別
544名という規模は、日本人学校としては十分に大きい部類です。同学年に60名前後いれば、クラス替えもあり、部活も成立します。日本語の環境という意味で不足はありません。
ただ、学年によっては1学級30名を超え、中3のように1学級しかない学年もあります。そして中学部は学年が上がるほど小さくなります。学校の規模は家庭では選べませんし、赴任のタイミングも選べません。帰国後に差が出るのは、たいてい「日本の同世代と同じ話題・同じ速さで話す量」のほうです。

ともだちじゃぱんは、日本の現役水準の教員が8人の少人数クラスを担任し、日本にいる同世代の子どもたちと同じクラスで学ぶオンラインの日本語スクールです。マレーシアと日本の時差は1時間。学校から帰ったあとの時間が、そのまま日本のクラスの時間になります。学年ではなく会話のレベルでクラスを分けるので、学年の人数に左右されません。
よくある質問(クアラルンプール日本人学校 人数)
クアラルンプール日本人学校の人数は何人ですか?
同校の学校概要によると、令和8年4月13日現在で全校544名です。内訳は幼稚部66名、小学部367名、中学部111名。学年ごとの人数と学級数も公表されています。
1クラスは何人ですか?
学年によって違います。公表値から計算すると小1が約17.3名、小6が約30.5名、中3が28名です。とくに小5と小6はどちらも61名ですが、学級数が3と2に分かれるため1クラスあたりの平均が約20.3名と約30.5名になります。人数を聞くときは学級数もあわせて確認してください。
クラス替えはありますか?
小学部は各学年2〜3学級あるためクラス替えがあります。ただし中学3年生は28名の1学級のみなので、その学年にクラス替えはありません。
幼稚部は何人いますか?
年少9名(1クラス)、年中21名(1クラス)、年長36名(2クラス)の合計66名です。年少から年長にかけて4倍に増える形になっており、子どもが大きくなってから帯同する家庭が多いことが数字に出ています。
特別支援の学級はありますか?
あります。公表表に「なかよし」学級が小学部・中学部に各1学級(各2名)と記載されています。日本人学校では特別支援学級を置いていない学校もあるため、この点は学校ごとに確認が必要です。
高等部はありますか?
ありません。幼稚部・小学部・中学部の3部構成です。同校は「本校中学部を卒業すると、日本の高等学校を受験する資格が取得できます」と案内しています。高等部の状況は日本人学校に高校はあるのかにまとめました。
学費はマレーシアの日本人学校の学費、学校選び全体はクアラルンプールの学校選びにまとめています。他都市との比較は日本人学校の生徒数、中学部の実際は日本人学校の中学部、世界の学校は日本人学校 一覧、費用の全体像は日本人学校の学費をどうぞ。



