「韓国 日本人学校 教員募集」と検索する人が知りたいのは、たいてい二つです。募集はどこから出るのか、そして自分の経歴で応募できるのか。ソウルや釜山で日本の子どもを教えるイメージは湧くのに、入口だけが見えない。求人サイトを探しても募集が出てこず、手が止まった方も多いはずです。
原因はほぼ一つ。入口が二種類あるのに、混ざったまま語られていることです。国が日本から送り出す「在外教育施設派遣」と、学校が自校で採る「現地採用」。応募先も時期も条件も別物で、片方の常識でもう片方を探すと見つかりません。この記事ではその二本立てを切り分け、求人の探し方までたどります。
この記事は、現役の先生が集うオンライン日本語スクール「ともだちじゃぱん」が、韓国の日本人学校の教員募集をめぐる応募ルートと求人の探し方、条件が合わなかったときの選択肢まで、公開情報の範囲で正直に解説します。

韓国の日本人学校で教えるには——応募ルートは大きく2つ
日本人学校は世界に90校あり、韓国ではソウル日本人学校や釜山日本人学校などが知られています。入口は大きく二つ。一つは文部科学省の在外教育施設派遣=日本人学校・補習授業校の教育の充実のため国内から教師を派遣する仕組みで、応募先は学校ではなく国内の制度です。もう一つが各校による現地採用で、応募先はその学校そのもの。すでに韓国に生活基盤がある人が狙えるのは多くの場合こちらです。
なお個々の学校の採用条件・給与・募集の有無や時期は、ここでは断定できません。最新の有無・条件は必ず各校の公式情報でご確認ください。
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文部科学省の在外教育施設派遣で行く場合の要件と流れ
派遣には現職派遣教師・シニア派遣教師・プレ派遣教師の3区分があります。現職はまず所属先(都道府県・政令市教委等)で選考を受け、そのうえで文科省が書類審査と面接を実施。シニアとプレは書面審査を通過した人が面接へ進みます。プレは若年層向けで、応募時おおむね29歳以下が対象です。
退職された先生に関わるのがシニア派遣教師です。直近の公募(令和9年度及び10年度)では募集人員250名程度、義務教育諸学校の教員退職者・退職予定者、応募時64歳以下、退職後原則10年以内、経験年数は校長・教頭・教諭志望で21年以上、教頭・教諭志望で15年以上といった要件が示されました。選考は第一次が書類(調査票・小論文)、第二次が7〜8月頃のオンライン面接。年度・締切・条件は変わるため、最新は文部科学省の公式ページで確認してください。
選考の観点は、派遣目的、在外教育施設への理解、教育課程の理解、コミュニケーション能力、語学力、ICT活用力など。派遣期間は原則2年間、2年を限度に1年ごとの延長が可能です。そして重要な点として、希望しない国・地域は申告できますが、派遣先は文科省が諸条件を総合勘案して決定します(通知は12月中の予定)。「韓国を志望して韓国に行く」制度ではない——それがこのルートの前提です。詳しくは在外教育施設派遣教員の解説へ。
現地採用の求人はどこで探すのか——教員・求人・採用の情報源
韓国は「教員」「求人」「採用」で調べる人が特に多い国です。求職意図が強いのに情報がまとまっていないので、探し方を具体的に書きます。第一に、各校の公式サイトを定期的に直接見ること。現地採用は求人媒体を通さず、学校サイトの「お知らせ」欄だけで告知されることが珍しくありません。志望校をブックマークし月に一度巡回する。これが最も確実です。第二に、文部科学省の公募情報。派遣の要項も締切も公式ページが一次情報です。第三に、日本人学校・補習授業校(246校)を横断する教育系の求人情報や現地の日本人向けサイト。ただし転載は古いことがあるため、必ず公式情報で裏を取ってください。
コツは、募集を待つのではなく「出たときに即応募できる状態」を先に作ること。履歴書・職務経歴書・教員免許の写し・志望動機をそろえておきます。掲載期間は短いことがあり、見てから書き始めると間に合いません。要項の読み方は日本人学校の教員募集の要項とスケジュールも参考になります。
中学・高校まで教えられるのか、学校段階の考え方
「中学」「高校」で調べる方も多い部分です。海外の日本人学校は一般に小学部・中学部が中心で、高等部まで備える学校は世界的にも限られます。高校段階の指導を望むなら、志望校がどの学校段階を持つかの確認が最初の一歩。設置学部・担当教科・必要な免許状は学校ごとに異なります。
韓国という赴任先の特徴——時差がないこと、日本人コミュニティ
一般的な傾向として挙がる特徴が二つ。一つは日本との時差がないことで、日本の家族と同じ時間で生活でき、日本時間で動く連絡も無理なく回せます。もう一つは日本から近く、日本人の居住コミュニティがある都市が存在すること。生活の立ち上げや帯同時の情報の得やすさに関わります。
ただし住みやすさと採用のしやすさは別問題。派遣でその国に当たるかは制度上わかりませんし、現地採用も欠員が出たときにしか動きません(オーストラリアの教員募集でも同じ構図です)。
| 比較項目 | 文科省の在外教育施設派遣 | 韓国の日本人学校の現地採用 | ともだちじゃぱん |
|---|---|---|---|
| 応募先 | 国内の制度(現職は所属先の選考→文科省の審査・面接) | 各学校。学校の公式情報が出所 | 先生応募フォームから直接 |
| 勤務地の決まり方 | 希望しない国は申告できるが、派遣先は文科省が総合勘案して決定 | その学校のある都市に限定 | オンライン。住む場所を変えない |
| 時期 | 公募から派遣先通知まで年単位 | 欠員等で不定期。掲載期間が短いことも | 選考後に随時、週1コマから |
| 資格・経験 | 区分ごとに要件(シニアは経験年数・年齢の要件あり) | 学校ごとに異なり公式情報での確認が必要 | 未経験・資格なしでも入口あり。教育観を重視 |
| 待遇の考え方 | 在勤基本手当・住居手当等。シニアは国内給与の支給なし | 学校・雇用形態により異なる(断定できません) | 報酬テーブルを公開し、担当生徒数に連動 |
| 向いている人 | 在外教育施設での経験を正面から積みたい人(王道) | すでに韓国に生活基盤がある人 | 移住せず、日本にいながら海外の子を教えたい人 |
派遣・現地採用とは別に、いまの生活を動かさずに、海外で育つ日本の子どもへオンラインで教えるという道もあります。ともだちじゃぱんは、その先生を募集しています。 応募・お問い合わせは日本語教師・先生応募フォームから。働き方や報酬の考え方は採用ページにまとめています。

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派遣も現地採用も条件が合わないときの、第三の道
要件に届かない、募集が出ていない、今すぐは動けない——そのときの道が、日本にいながら海外に住む日本にルーツを持つ子どもをオンラインで教える働き方です。ともだちじゃぱんは日本人学校でも派遣制度でもない民間のオンラインスクールですが、教える相手は同じく海外で育つ子ども。駐在・国際結婚・永住家庭など、補習授業校に通わない子も含みます。
特徴は三つ。全授業オンライン・フルリモートで週1コマから(海外在住のまま勤務可)。3つの時間帯を用意し時差調整も行うため、時差のない韓国の子どもとは特に予定を合わせやすい環境です。8人の少人数グループを担任制で受け持ち、メタバース(oVice)で子ども同士が対話でつながります。報酬はテーブルを公開し、担当生徒数に連動(副業スタート月10万円〜、在宅中心で月25〜30万円、フルコミットで月40〜70万円台という例がありますが、例であり保証される金額ではありません)。選考は資格より教育観を重視します。詳しくは海外在住のままオンラインで教える働き方もどうぞ。
正直に:向く人・大変な面
正直に書きます。在外教育施設での勤務実績を積みたい方には文科省の派遣が王道です。韓国の学校文化に飛び込みたい方には現地採用が合い、当校のオンラインはその経歴の代わりにはなりません。大変な面もあります。担当する生徒が増えるまでの立ち上がり期間は報酬が控えめですし、グループ授業の運営は1対1より難度が高く、準備にも研修にも時間が要ります。それでも、移住も赴任時期も待たずに来月から海外の子どもの担任になれる。そこに価値を感じる人には確かな道です。
韓国の日本人学校の教員募集はどこで見られますか?
現地採用は各校の公式サイトのお知らせ欄で告知されることが多く、求人媒体には出ないこともあります。志望校のサイトを定期的に確認するのが確実。派遣は文部科学省の公式ページが一次情報です。最新の有無・条件は必ず公式情報でご確認ください。
文科省の派遣に応募するとき、韓国を希望できますか?
希望しない国・地域を申告する仕組みはありますが、派遣先は文部科学省が諸条件を総合勘案して決定します。特定の国を指定して確実に赴任できる制度ではありません。運用は変わるため、最新は文部科学省の公式ページで確認してください。
韓国の日本人学校の給料はいくらですか?
個別の学校の給与額は断定できません。文科省の派遣には在勤基本手当・住居手当・配偶者手当などがあり、教諭で経験10年の例として在勤基本手当は約24〜30万円と示されています(住居手当は派遣先ごとに異なる)。シニアの公募要項では国内給与は支給されないとされています。現地採用の待遇は各校の募集要項でご確認ください。
派遣の倍率はどのくらいですか?
倍率は年度・職種・派遣先で変わり、文部科学省は一律の数値を公表していません。数字より、上記の選考の観点を自分の実践で語れるよう準備するほうが確実です。
条件が合う方は、まず文部科学省の在外教育施設派遣を目指してください。そのうえで、要件に届かない・募集を待つ時間がない・今は住む場所を変えられないという方へ。日本にいても韓国にいても、画面の向こうの子どもの担任になる道があります。未経験・資格なしOK、週1コマからの相談を歓迎します。
採用の詳細や働き方はともだちじゃぱんの採用ページをご覧ください。制度の全体像は日本人学校の教員になる道のまとめもあわせてどうぞ。



