オンライン日本語教師 やめた——この言葉で検索する人の多くは、「教えることが嫌になった」わけではありません。むしろ逆で、授業そのものは好きだった。それなのに続けられなかった。何がしんどかったのかを言葉にしたくて検索している、という方がほとんどです。
この記事では、オンラインで日本語を教える仕事をやめた人の話によく出てくる理由を整理し、「教えることが嫌になった」のと「働き方が続かなかった」のは別物だという切り分けをします。そのうえで、同じオンラインでも仕組みが違う働き方を比べます。辞めた自分を責める必要はまったくない、という話でもあります。
この記事は、海外に住む日本にルーツを持つ子どもへオンラインで授業を届けているスクール「ともだちじゃぱん」が、実際に他のオンライン指導を経験した先生たちと一緒に働いている立場から書いています。特定のサービスを名指しして批判することはしません。仕組みの違いの話です。

「やめた」理由によく出てくる4つのこと
体験談としてよく語られるのは、次の4つです。どれも「自分の努力が足りない」話ではなく、仕組みから生まれる負荷である点が共通しています。
① 単価が上がっていかない。同じ場所で多くの講師が並んで選ばれるかたちだと、値段はどうしても比較されます。経験を積んでも、それが単価に反映されるとは限りません。② 予約が読めない。収入が予約数に直結するので、month by month で上下します。生活の計画が立てにくい。③ 準備が報われない。丁寧に教材を作っても、それは授業時間としてカウントされない。準備が増えるほど時給は下がっていきます。④ 関係が続かない。これがいちばん大きい、という声を多く聞きます。良い授業ができても、その生徒と次に会えるかは分からない。「誰かの成長に伴走している」という手ごたえが積み上がらない。
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ともだちじゃぱんは、海外で育つ子どものためのオンラインの日本語スクールです。日本の同世代と毎日話せて、日本の現役水準の先生が担任につく8人の少人数クラス。
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それでもマッチング型には、はっきりした強みがある
公平のために書いておきます。予約が入ればすぐ始められる、面接や研修を待たなくていい、いつ働くかを自分で決められる——これは大きな価値です。副業として、あるいは生活が不規則な時期の働き方として、明確に向いている人がいます。
問題は「合う・合わない」であって、優劣ではありません。やめた人の多くは、自由さより、続く関係のほうを求めていたというだけの話です。ここを取り違えて「自分は日本語を教える仕事に向いていなかった」と結論づけてしまうのは、もったいないと思います。
同じ「オンラインで教える」でも、仕組みが3通りある
| 比べる観点 | マッチング型プラットフォーム | 個人で集客する | クラス担任制のスクールに所属 |
|---|---|---|---|
| 始めやすさ | すぐ始められる | 集客の仕組みづくりが要る | 選考と研修を経てから |
| 収入の安定 | 予約数に左右される | 自分の集客力しだい | 担当する生徒数に連動し、予定が立てやすい |
| 生徒との関係 | 単発になりやすい | 作れるが自分で維持する | 担任として数か月〜年単位で続く |
| 準備の扱い | 基本は自分持ち | 自分持ち | カリキュラムがあるぶん個別準備は軽い |
| 自由度 | いちばん高い | 高いが全部自分の責任 | 時間割が決まる(そのぶん読める) |
「オンラインで、子どもに、日本語・国語を教える」仕事を探しているなら、ともだちじゃぱんの先生募集も選択肢のひとつです(フルリモート・海外在住のまま・週1コマから)。応募・お問い合わせは日本語教師・先生応募フォームから。働き方や報酬の考え方は採用ページにまとめています。

続けられた人が「やめたこと」
同じオンラインで教える仕事を長く続けている人の話には、共通点があります。ひとつは時間の切り売りをやめたこと。「1コマいくら」で考えるのをやめ、担当する生徒の人数と成長で考えるようにした、という言い方をよくされます。もうひとつは相手を固定したこと。毎回はじめましての相手に最適な授業を用意し続けるのは、単純に消耗します。同じ子を見続けられると、準備は軽くなり、手ごたえは重くなります。
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「大人に日本語」ではなく「海外の子どもに日本語」という別の道
ともだちじゃぱんの生徒は、海外に住む日本にルーツを持つ子どもたちです。駐在、国際結婚、永住——家庭の事情はさまざまですが、共通しているのは日本語が家の外では通じない環境で育っていることです。日本語を第二言語として学ぶ大人へのレッスンとは、教える内容も、必要な力もかなり違います。
授業は8人前後の少人数・担任制。子ども同士が日本語で話す関係をつくることまでが仕事です。選考では資格の有無より「対話型の授業観・子どもの主体性を尊ぶ教育観」を見ています。母体のNIJINは教員養成1,400名超、教員コミュニティ「授業てらす」は累計1,200名超が学んでおり、入ってからの研修と伴走がある前提の採用だからです。
報酬はテーブルを公開し、担当する生徒数に連動します。あくまで例であり保証ではありませんが、副業スタートで月10万円〜、在宅中心で月25〜30万円、フルコミットで月40〜70万円台といった幅があります。全授業オンライン・フルリモートで、海外在住のまま、週1コマから始められます。
正直に:向く人・大変な面
担任制はいいことばかりではありません。時間割が決まるので、その時間は必ず空ける必要があります。「今週は気分が乗らないから休む」ができない仕事です。休みたい週があれば、代わりを立てる調整が要ります。子どもが相手なので、授業が思いどおりに進まない日もあります。それでも「同じ子の一年を見られること」に価値を感じる人には、これ以上ない働き方です。自由に働きたい気持ちのほうが強い方は、マッチング型に戻るほうが幸せだと思います。そこは正直にお伝えします。
よくある質問
一度やめた人でも応募できますか?
できます。むしろ、他のかたちでオンライン指導を経験した方は、画面越しに子どもの反応を読む力がすでにあります。「なぜ続かなかったか」を言葉にできる方は、選考でも強いです。
大人向けの経験しかありません。子どもを教えられますか?
大人向けと子ども向けは別の技術です。だからこそ、入ってからの研修と伴走を前提に採用しています。必要なのは経験そのものより、子どもの発言を待てること、言い換えられること、沈黙を怖がらないことです。
収入は本当に安定しますか?
予約単位ではなく担当する生徒数に連動するので、月ごとの振れ幅は小さくなります。ただし金額は担当数によって変わり、上に挙げた数字は例であって保証ではありません。応募のときに、希望する働き方と担当できる時間を率直に共有してください。
海外に住んでいますが応募できますか?
できます。全授業オンライン・フルリモートで、海外在住のまま働いている先生がいます。時間帯は3つあり時差の調整もしていますが、日本時間を基準にした時間割である以上、地域によっては早朝・深夜の担当になります。詳しくは海外在住のままオンラインで教える働き方をご覧ください。
やめたのは、あなたが教える仕事に向いていなかったからではないかもしれません。続く関係のある場所でもう一度やってみたい方は、一度お話ししましょう。話を聞くだけでも構いません。
採用の詳細や働き方はともだちじゃぱんの採用ページをご覧ください。あわせてオンライン日本語教師に未経験からなるには、「日本語教師はやめとけ」は本当かもどうぞ。



