「公文 海外」で検索してこのページにたどり着いた方に、まずお伝えしなければならないことがあります。
公文式の「海外通信」は、新規入会を受け付けていません。これは公文式の海外生向け通信学習の入会規約に明記されている内容で、しかも一度退会すると再入会もできない、と書かれています。
つまり、これから海外で公文を始めたいご家庭にとって、選択肢は「現地の教室に通う」ことになります。ここを知らずに準備を進めてしまうと、渡航してから慌てることになります。

整理:海外で公文を続ける2つの道
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1. すでに海外通信を受講中の場合
継続はできます。教材は日本郵便の国際スピード郵便(EMS)で送られ、EMSの取扱いがない国や地域では航空便など別の手段になります。教科は算数・数学/英語/国語です。
ただし退会すると戻れません。「一度やめて、落ち着いたらまた」ができない仕組みなので、続けるかどうかの判断は慎重に行ってください。
2. これから始める場合=現地の教室を探す
KUMONは世界各地に教室があります。日本人が多い都市であれば、国語の教材を扱っている教室が見つかることもあります。シンガポールのように、日本語教材を扱う教室があり、駐在のお子さんが国語を続けている例もあります。
注意点は3つです。
- 月謝は国ごとに違い、日本より高くなることがあります(現地の物価と運営費に依存します)
- 国語を扱っているとは限りません。算数・英語のみの教室も多くあります
- 教室までの送迎が必要です。共働きや車社会の国では、ここが最大のハードルになります
※月謝や取扱教科は教室ごとに異なります。かならず現地の教室に直接ご確認ください。
英語学習の「E-Pencil」は海外から買えません
細かい点ですが、実際につまずく方が多いので書いておきます。公文の英語学習で使う専用機器E-Pencilは、海外からは購入できません。渡航前に日本で購入するか、日本にいる方に代理購入してもらう必要があります。
渡航準備のチェックリストに入れておくと安心です。
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海外対応で各社を並べると
| サービス | これから海外で始められるか | 主な論点 |
|---|---|---|
| 公文(通信) | 不可(新規入会の受付停止) | 継続中の方のみ。退会すると再入会不可 |
| 公文(現地教室) | 可(教室があれば) | 国語の取扱い有無・月謝・送迎 |
| Z会 | 可 | タブレットコースなら配送を回避しやすい |
| 進研ゼミ | 可(ベネッセ海外受講) | 受講費が国・地域で変わる |
| スマイルゼミ | 可(ただし公式の海外サービスではない) | 専用タブレットの受取・修理が国内前提 |
公文の良さは、正直に認めたうえで
公文式は、毎日少しずつ、自分の力で進める学習法です。反復で確実に力をつける設計は本当によくできていて、日本語の読みの土台づくりにも効きます。合う子には、これ以上ないほど合います。
そのうえで、海外という条件が加わると別の課題が出てきます。プリントを毎日こなしても、日本語で誰かと話す機会は増えないという課題です。
読み書きは伸びているのに、日本の親戚と電話すると言葉が出てこない。——海外のご家庭でよく起きることです。読み書きと会話は、別々に育てる必要があります。
話す相手をつくるという選択肢
ともだちじゃぱんは、海外で育つ子のためのオンライン日本語スクールです(2026年12月開校)。日本の同世代の子と、少人数のライブ授業で一緒に過ごします。先生は日本の学校の現場に立つ教員です。
公文を続けている方は、そのまま続けてください。プリントで積み、こちらで使う。この組み合わせが、いちばん自然です。
よくある質問
日本で通っていた公文を、海外でも続けられますか?
海外通信は新規入会を受け付けていないため、日本の教室を退会して海外通信へ、という移り方はできません。現地に教室があるかを先に調べてください。
現地の教室で国語はやってもらえますか?
教室によります。日本人の多い都市では扱っていることがありますが、算数・英語のみの教室も多いです。問い合わせの際は「国語教材の取扱いがあるか」を最初に確認してください。
一時帰国のあいだだけ日本の教室に通えますか?
教室ごとの対応になります。短期の受け入れをしている教室もあるので、帰国が決まったら早めに近隣の教室へ相談してみてください。

まとめ
- 公文式の海外通信は新規入会を受付停止(退会後の再入会も不可)
- これから始めるなら現地の教室。国語の取扱い・月謝・送迎を確認
- E-Pencilは海外から購入できない——渡航前に用意を
- プリント学習は読み書きに効くが、会話の機会は別に用意する必要がある
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