「子どもにオンラインで日本語を学ばせたい。でも、italki・Preply・Outschool・Duolingo…どれを選べばいいの?」――選択肢は意外と多く、しかもその多くは大人向けで、子ども目線の比較情報はほとんどありません。この記事では、主要なオンライン日本語サービスを料金・形式・子どもへの向き不向きまで正直に比較します。結論を先にいうと、子どもの場合に効くのは「料金」でも「講師数」でもなく、友達ができて、続けられるかどうかです。
比較の前に:子どもの日本語で本当に大切な3つの軸
大人向けのレビューは「料金」「講師数」「予約のしやすさ」で比べがちです。でも子どもの場合、続くかどうかを決めるのは別の3つです。
- ① グループで「友達ができる」か。子どもは、ほかの子がいるから続けられます。1対1やアプリには、この「仲間」がありません。
- ② 同世代の、日本に住むリアルな日本の子とつながれるか。「日本について学ぶ」のと「日本の友達ができる」のは別物です。
- ③ 子ども向けに作られているか。多くのサービスは大人・ビジネス日本語向けの転用です。遊び・部活・子どものペースがあるか。

そもそも、なぜ子どもは「続かない」のか
サービスを選ぶ前に知っておきたいのが、子どもがやめてしまう典型パターンです。アプリや1対1で挫折した経験があるご家庭は、たいていこの3つのどれかに当てはまります。

アプリは手軽ですが、画面の向こうに人がいないため数週間で飽きがち。1対1は集中できる反面、子どもにとって「大人とマンツーマン」は緊張が続き、楽しさが長続きしません。そして何より、一緒に頑張る仲間がいないと「また会いたい」という気持ちが生まれにくい。これが、料金やアプリの出来とは別の次元で、継続を左右します。

主要オンライン日本語サービス 比較表
| サービス | 形式 | 同世代の日本の子とつながる | 子ども特化 | 料金のめやす |
|---|---|---|---|---|
| ともだちじゃぱん | 少人数グループ | ◎ 日本在住の同世代 | ◎ | 月24,800円(通い放題) |
| italki | 1対1(講師選択制) | × | △(大人中心) | 1レッスン 約$4〜40(講師による) |
| Preply | 1対1マーケット | × | △(大人中心) | 1時間 約$10〜50(子ども向け平均$24前後) |
| Outschool | 少人数コース(英語) | × | ○ | $/コース(講師・期間による) |
| Dinolingo | 録画・独学アプリ | × | ○(教材は子ども向け) | 家族 月$14.95〜 |
| アプリ(Duolingo等) | 独学 | × | △ | 月$0〜 |
サービス別・正直レビュー(どれが向いている?)
italki ― 講師を選べる1対1。大人・年長者に最適
世界中の講師から選べる1対1プラットフォーム。料金は講師次第で、ネイティブのコミュニティ講師なら1レッスン約$4〜、資格を持つプロ講師は約$10〜40と幅があります。サブスク不要で都度払いなのは良心的。子ども向け講師のプールもありますが、形式はあくまで「子ども×大人の1対1」。明確な目標がある年長の学習者には効率的ですが、小さな子が続けるには相性が分かれ、友達はできません。
Preply ― 同じく1対1。料金は講師が設定
italkiと並ぶ1対1マーケット。1時間あたり約$10〜50で、子ども向けレッスンの相場は$24前後。講師が自由に料金を決めるため、質と価格のバランスは見極めが必要です。こちらもマンツーマンが基本で、同世代の仲間との横のつながりは生まれません。
Outschool ― 少人数グループはあるが「英語ベース・単発」
米国発の習い事プラットフォームで、子ども向けの少人数グループ「コース」があります(年齢別・週1〜2回の短期など)。歌やゲーム、ジブリ作品を題材にした楽しいクラスも。ただし運営も説明も英語で、内容は講師まかせ。日本に住むリアルな同世代とつながり、毎日の関係を育てる設計ではありません。単発で何かを試すには良い選択肢です。
Dinolingo・アプリ ― 子ども向けでも「画面の中の独学」
Dinolingoは動画・歌・フラッシュカードで学ぶ子ども専用アプリ(家族プラン月$14.95〜)。Duolingoなどと同じく、すきま時間に文字や単語に触れる入り口としては優秀です。ただしいずれも「先生も友達もいない独学」。練習を続けられる子もいますが、会話や友情、そして「日本の今」に触れる体験にはつながりにくいのが実情です。
「安い」の落とし穴 ― 本当のコストは”続くか”
単価だけ見ると、アプリや一部の1対1が安く見えます。でも、「続かずにやめた」費用は、実質ゼロ円ではありません。月数千円でも、3か月でやめてしまえば身につくものはわずか。逆に、子どもが「また会いたい」と思える場なら、毎日通って自然に力がつきます。料金は「続く=身につく」かどうかまで含めて考えるのが、結局いちばん経済的です。

グループ型(ともだちじゃぱん)が向く人
「日本語を続けてほしい」「日本人の友達をつくってほしい」と願うご家庭に。1対1でもアプリでもなく、ともだちじゃぱんは少人数グループで、姉妹校 NIJINアカデミー(在籍1,000名超)の日本の子どもたちと、毎日いっしょに話し、遊び、学びます。成長のものさしは点数ではなく「ともだち、何人できた?」。完全な初心者・人見知りでも大丈夫。料金は月24,800円の通い放題で、上で挙げたどのサービスとも違い、「グループ×日本在住の同世代×友達ができる×子ども特化」をすべて満たすのが特長です。

結論:子どもは「友達ができるか」で選ぶ
料金や講師数も大切ですが、子どもが続けるかどうかを最後に決めるのは「仲間がいるか」です。アプリや1対1で挫折した経験があるなら、次はグループで友達ができる場を選んでみてください。言語は、友情の中で自然に育ちます。
よくある質問
結局いちばん安いのはどれ?
単価だけならアプリ(月$0〜)や一部の1対1が安く見えます。ただし「続かずにやめた」費用は実質ゼロ円ではありません。続く=身につくかどうかまで含めて選ぶのがおすすめです。
1対1とグループ、子どもにはどっち?
明確な受験目標があり自分から学べる年長の子には1対1も有効です。一方、「楽しく続けて、友達もつくってほしい」ならグループ。子どもは仲間がいると続きます。迷ったらグループから試すのがおすすめです。
完全な初心者でもグループに入れる?
はい。会話レベルでクラスを分けるので、ひらがなが読めなくても、同じレベルの仲間と始められます。
海外在住でも参加できる?
はい。アジア・オセアニアを中心に、時差が合えば他地域からも参加できます。授業はすべてオンラインです。

