シドニー赴任が決まってシドニー日本人学校の制服を調べると、写真は出てくるのに「いくらかかるのか」「日本から何を持っていけばいいのか」がわかりません。しかも南半球なので、夏服と冬服の期間が日本と逆です。この記事では、学校が公開している4種類の制服価格表(最終更新2026年8月1日)と学校生活のページから、色の決まり、購入場所、そして男子と女子・小学部と中学部それぞれの実額を整理します。ランドセルが使えるのかどうかも書きます。

まず学校の姿から。正式名称はシドニー日本人国際学校(Sydney Japanese International School/SJIS)で、所在地はシドニー北部のテリーヒルズ(112 Booralie Road, Terrey Hills NSW 2084)。NSW州のカリキュラムで学ぶ国際学級(キンダーガーテン〜Year 6)と、日本の文部科学省のカリキュラムで学ぶ日本人学級(小学1年〜中学3年=Years 1 to 9)を同じキャンパスに併せ持つ、共学の私立校です。制服はこの両方に共通で、価格表は小学部(K-Y6)男女と中学部(Y7-Y9)男女の4種類が公開されています。

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赤と紺は日本とオーストラリアの国旗から取られている
SJISの制服は赤と紺を基調にしています。これは配色の好みではなく、明確な意味づけがあります。学校の説明はこうです――赤は日本の国旗のメインカラー、紺はオーストラリアの国旗のメインカラー。この2色を組み合わせることで、2つの文化が融合することを視覚的に表現している。学校は「生徒たちは誇りを持って制服を着ており、その色が団結という大切なメッセージを表していることを理解している」とも書いています。
デザインは固定されたままではありません。2017年に女子の小学部と中学部の制服が刷新され、体育着も新しいものが導入されました。中古の写真や古いブログの画像と現物が違うことがあるのは、この改定があるためです。
夏服は10月から3月、冬服は4月から9月――日本と真逆
価格表を開いていちばん戸惑うのがここです。SUMMER, Oct – March/WINTER, April – Sep。南半球なので当然といえば当然なのですが、日本の感覚のまま荷造りをすると確実にズレます。
具体的にいうと、4月の新年度に着るのは冬服です。日本の4月入学のイメージで半袖を用意していくと、着られるのは10月からになります。逆に、日本の夏休みに一時帰国して日本で買い足そうとすると、そのとき現地で必要なのは冬物です。年度替わりと衣替えの時期が噛み合わないので、渡航月から逆算して「いま必要なのはどちらか」を先に決めるのが実務上いちばん大事なところです。

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実額――小学部の夏は約A$72から、中学部の冬はブレザーで一気に上がる
価格表に載っている主な品目です。金額は豪ドル(A$)、最終更新は2026年8月1日。サイズによって2段階の価格が設定されている品目は幅で示します。
| 品目 | 小学部 男子(K-Y6) | 小学部 女子(K-Y6) | 中学部 男子(Y7-Y9) | 中学部 女子(Y7-Y9) |
|---|---|---|---|---|
| 夏(10-3月)の上 | 半袖シャツ 30.00 | サマードレス 75.00 | 半袖シャツ 30.00 | サマードレス 75.00 |
| 冬(4-9月)の上 | 長袖シャツ 33.00 | 長袖ブラウス 34.00 | 長袖シャツ 33.00 | 長袖ブラウス 34.00 |
| 冬の下 | ゴム入り長ズボン 40.00 | チュニック 70.00 | 長ズボン 44.00 | 冬スカート 68.00 |
| 上着(重) | ソフトシェル 60.00 | ソフトシェル 60.00 | グレーブレザー 220.00-225.00 | ネイビーブレザー 220.00 |
| ベスト/カーディガン | ネイビーベスト(綿混)71.00-76.00 | ネイビーカーディガン 85.00-97.00 | ネイビーベスト(綿混)76.00-79.00 | ネイビーカーディガン(綿混)95.00 |
| 小物 | ネクタイ 24.00/キャップ 9.50 | リボン 22.00/ソックス 5.00 | ネクタイ 24.00 | リボン 22.00/ソックス 5.00 |
| スクールバッグ | 84.00 | 84.00 | 84.00 | 84.00 |
| 体操着(ポロ/短パン) | 40.00/22.00 | 40.00/22.00 | 40.00-43.00/22.00 | 40.00-43.00/22.00 |
| トラックパンツ | 44.00-46.00 | 44.00-46.00 | 44.00-55.00 | 44.00-55.00 |
この表から見えるのは、負担が跳ねるのは中学部の冬だということです。基本的な組み合わせで足し算してみると――小学部男子の夏(半袖シャツ+ゴム入り半ズボンA$33+キャップ)で約A$72.50、小学部女子の夏(サマードレス+ソックス+キャップ)で約A$89.50。ところが中学部男子の冬(長袖シャツ+長ズボン+グレーブレザー+ネクタイ)は約A$321、中学部女子の冬(長袖ブラウス+冬スカート+ネイビーブレザー+リボン)は約A$344になります。ブレザー1点でA$220が効いています。中学部に上がるタイミングで渡航するご家庭は、ここを見込んでおいてください。
なお価格表には廃止予定の品目が注記されています。ネイビーベスト(ウール)とネイビージャンパー(ウール)はいずれも在庫がなくなり次第廃止。女子のネイビーソックスも同様で、ソックスとタイツはどの店で買っても構わないと書かれています。A$20という安い価格が付いているウール品は在庫処分の値段なので、「安いから」と当てにして計画を立てないほうが安全です。
どこで買うか――校内のユニフォームショップ、靴と靴下は除く
購入場所はシンプルです。靴と靴下を除くすべての制服は、学校の受付にあるユニフォームショップで購入できます。営業はターム中の平日、8時30分から16時ごろまで。日本から通販で取り寄せる必要はありません。
日本の家庭にとっていちばん実務的な情報がこれです。小学部はランドセルが使えます。価格表の注記に「Japanese Primary School bag “Randoseru” can be used.」と明記されています。学校指定のスクールバッグ(A$84.00)もありますが、日本で買ったランドセルをそのまま持っていって差し支えありません。一方中学部は「どのスクールバッグでもよい(Any school bags can be used.)」とされています。つまり、鞄については日本から持っていくもので足ります。
そして全体の原則として、価格表には「All students are required to wear full school uniform.(全生徒は制服一式の着用が必要)」と書かれています。私服で通える学校ではありません。
制服は揃う。では日本語で話す相手は揃うか
制服の準備は、渡航前の心配ごとのなかではお金と段取りで解ける側の問題です。金額は公開されていて、買う場所も決まっていて、ランドセルはそのまま使える。ここは調べればちゃんと着地します。
解けないほうの問題は、そのあとに来ます。SJISは国際学級と日本人学級が同居する学校で、日本語で学ぶ環境そのものはあります。ただし学年の規模は日本の公立校とは比べものになりません。日本語で話す相手が、3年後も6年後も同じ十数人のままになりやすい。オーストラリアと日本の時差は1〜2時間しかないので、放課後の時間がそのまま日本の夕方と重なるのに、その接点を使えていないご家庭がほとんどです。
ともだちじゃぱんは、日本にいる同世代と少人数で毎日話す時間をつくるオンラインの学校です。日本の現役水準の先生が担任につき、8人の少人数クラスで進めます。制服のように「買えば揃う」ものではないぶん、早く始めた家庭ほど差が出ます。

よくある質問(シドニー日本人学校 制服)
制服は何色ですか?
赤と紺を基調としています。赤は日本の国旗、紺はオーストラリアの国旗のメインカラーで、2つの文化の融合を視覚的に表しているという説明が公式に出ています。
夏服と冬服はいつ切り替わりますか?
南半球なので日本と逆で、夏服が10月から3月、冬服が4月から9月です。4月の新年度に着るのは冬服になります。
制服はどこで買えますか?
靴と靴下を除くすべての品目が、学校受付にあるユニフォームショップで購入できます。営業はターム中の平日8時30分から16時ごろまでです。
ランドセルは使えますか?
使えます。小学部の価格表に「日本の小学校の鞄(ランドセル)を使用できる」と明記されています。学校指定のスクールバッグ(A$84.00)もあります。中学部はどのスクールバッグでも構いません。
制服一式でいくらくらいかかりますか?
基本的な組み合わせでの目安は、小学部男子の夏で約A$72.50、小学部女子の夏で約A$89.50。中学部は冬にブレザー(A$220-225)が入るため、男子で約A$321、女子で約A$344になります。ここに体育着やトラックパンツが加わります。
私服で通えますか?
通えません。価格表に「全生徒は制服一式の着用が必要」と明記されています。
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