デュッセルドルフ日本人学校のレビューや口コミを調べると、よく出てくるのは「欧州最大級で友達が多い」「ドイツ語の授業や現地校との交流がある」「給食がなくてお弁当」「低学年はお迎えが要る」といった話です。どれも本当なのか。この記事では、学校の公式サイト(本校について・1日の流れ・教育内容・児童生徒と保護者の声・入学手続き)と、海外子女教育振興財団(JOES)の学校紹介記事から、口コミでよく見る話題を一つずつ確かめます。
先にお断りしておくと、デュッセルドルフ日本人学校は保護者アンケートや満足度の数字を公開していません(2026年9月30日時点)。ただし公式サイトには在校生と保護者の声が載っています。この記事は、その声と学校の公表情報を突き合わせてレビューを読み解きます。

まず基本――1971年開校、小中あわせて約430名
デュッセルドルフ日本人学校は1971年4月に43名で開校し、1992年には998名まで増えました。いまの規模は、学校の公表で約430名。JOESの学校紹介(2024年6月)では、2024年3月時点で小学部348名・中学部91名の計439名とされています。1学年あたり平均で約50名、各学年に複数の学級がある規模です。
デュッセルドルフ市に住む日本人は6,669名(2023年10月1日現在、同記事)。ヨーロッパでも日本人が多い街で、学校は北米・欧州でも最大級の日本人学校と自ら紹介しています。人数の推移はデュッセルドルフ日本人学校の人数で詳しく追っています。
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レビュー1「友達が多くて、にぎやか」――欧州では突出した規模
いちばん多いのがこの声です。ロンドン日本人学校が約260名、パリ日本人学校が全学年1学級という縮尺のなかで、約430名は欧州では突出しています。学年に約50名いれば、気の合う友達が見つけやすく、運動会や音楽会などの行事も日本の学校に近い形で行えます。
公式サイトに載っている在校生(中学部の生徒会役員)の声でも、小中合同の運動会で団結を感じたこと、世界各地から来た児童生徒や先生との「出会いと別れを大切にしている」ことが挙げられています。一方で、その生徒が学校を勧める理由には「先生が一人ひとりをよく見てくれる」ことも入っていました。大きすぎず、小さすぎない規模が、この学校の特徴だといえます。
レビュー2「ドイツ語や現地校との交流がある」――事実。姉妹校提携は1981年から
学校の「教育内容」のページによると、外国語の活動として英会話・ドイツ語・ドイツ語検定があり、現地の学校との交流も長く続いています。
| 項目 | 内容(学校公表) |
|---|---|
| 外国語 | 英会話とドイツ語の授業、ドイツ語検定の受検 |
| 姉妹校 | ツェツィーリエン・ギムナジウム(1981年から提携・2021年度に40周年)。音楽会、球技大会、ホームステイ、授業見学 |
| そのほかの交流 | コメニウス校との交流、ベンラート・ギムナジウムとの交流演奏会、地域のサッカー大会 |
| 授業 | 日本の学習指導要領に沿った教育課程。2016年から小中とも50分授業 |
保護者の声でも、日本の学校との違いとしてドイツ語の授業があること、現地との交流があることが真っ先に挙げられています。ただし、学校は英会話・ドイツ語の週あたりの時間数を公開していません。学校生活の大半は日本語なので、「ドイツ語や英語がすぐに話せるようになる」という期待とは分けて考えるのが現実的です。日本人学校全体の英語は日本人学校の英語で比べています。

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レビュー3「給食がない」「低学年はお迎えが要る」――どちらも事実
学校の「1日の流れ」のページを表にすると、次のとおりです。
| 時間 | 内容(学校公表) |
|---|---|
| 8:15まで | 登校 |
| 8:35 | 1時間目が始まる |
| 12:30〜12:50 | 昼食。給食はなく、お弁当を持参 |
| 昼休み | 20分。校庭や中庭で過ごす |
| 午後 | 小学部は学年により5〜6時間目まで、中学部は6〜7時間目まで |
| 放課後 | 小4〜6のクラブ(月1回程度)、小5〜中3の委員会(月1回程度)、中学部の部活動(週1〜3回程度) |
| 下校 | 小1・小2は保護者のお迎えが必須。小3からは一人で下校できる |
毎日のお弁当と、低学年の毎日のお迎え。ここは共働きの家庭ほど重く感じる点で、口コミで繰り返し出てくるのもうなずけます。学校は安全を第一に自転車での通学は勧めていないともしています。住まいを学校の近くにするか、送迎の分担をどうするかは、赴任前に家族で話しておきたいところです。同じドイツのフランクフルト日本人国際学校は小4まで送迎が必須です(フランクフルト日本人国際学校の時間割)。ほかの国の昼食は日本人学校の給食で比べています。

レビューに出てこない部分――入る前の条件と費用
口コミには出にくいけれど、入学前に知っておきたいことを学校の公表情報から補っておきます。
- 書類は編入学日の2週間前まで――在学証明書、指導要録の写し(厳封)、健康診断票などが必要です
- 入学金450ユーロ・授業料は年6,360ユーロ(月530ユーロ)――学校の入学手続きのページの記載です。ドイツの5校との比較はドイツの日本人学校の学費にまとめています
- 設置者は共益法人(e.V.)――会員制の法人が運営し、州から私立の「補充校」として認可されています
- 学用品はほぼドイツで買える――鍵盤ハーモニカのように日本製が使いやすいものもある、と学校のQ&Aにあります
- 高等部はない――中学部を卒業すると、日本の高校や現地の学校を選び直します
ドイツにある日本人学校の全体像はドイツの日本人学校一覧、インターとの比べ方はデュッセルドルフのインターと日本人学校、土曜日の補習校はドイツの補習校をご覧ください。

送迎や住む場所の事情で、現地校やインターを選ぶ家庭もあります。そのときいちばんの悩みになるのが、日本語を話す同世代の友達がいないことです。ともだちじゃぱんは、そこを補うためのオンラインの学校です。日本の現役水準の教員が担任につき、8人の少人数クラスで、日本にいる同世代の子どもたちと毎日話します。授業は時差に合わせた時間帯から選べるので、現地の学校の生活を崩さずに続けられます。
よくある質問(デュッセルドルフ日本人学校 レビュー)
保護者のレビューや評判はどうですか?
学校は満足度の数字を公開していませんが、公式サイトに保護者と在校生の声が載っています。安心して通える場所であること、日本の教育を続けられること、ドイツ語の授業や現地校との交流があること、小1から中3までが同じ敷地で学ぶことが良い点として挙げられています。一方、給食がなくお弁当であること、小1・小2は保護者のお迎えが必須であることは、家庭の負担として知っておきたい点です。
生徒数は何人ですか?
学校の公表では約430名です。JOESの学校紹介では、2024年3月時点で小学部348名・中学部91名の計439名とされています。
ドイツ語の授業はありますか?
あります。英会話とドイツ語の授業があり、ドイツ語検定も受けられます。週あたりの時間数は公開されていません。姉妹校のツェツィーリエン・ギムナジウムとは1981年から交流が続いています。
給食はありますか?
ありません。昼食は12時30分からで、お弁当を持っていきます。
子どもは一人で登下校できますか?
小1・小2は保護者のお迎えが必須で、小3からは一人で下校できます。自転車での通学は勧められていません。
世界の日本人学校は日本人学校の一覧で国別に整理しています。



