ニューヨーク近郊への赴任が決まってニュージャージー日本人学校の学費を調べると、多くのページが「年間150万円くらい」といった概算で止まります。ところが同校は、令和8(2026)年度の納入金を金額まで公開しています。初等部なら入学金$2,000+授業料$13,440+教材費$789で、初年度は$16,229。スクールバスを使うなら、これに$5,679が別に乗ります。しかも費用より先に効いてくるのが、ハドソン川を境にニューヨーク校と通う学校が決まるという学区の仕組みです。この記事では、公表されている実額と3期分納の中身、そして住居を決める前に知っておきたい実務までを整理します。

令和8(2026)年度の納入金
同校の募集要項に掲載されている表です。金額はすべて米ドルで、②〜④を3期に分けて納入します。
| 項目 | 初等部(1〜6年) | 中等部(7〜9年) | 納め方 |
|---|---|---|---|
| ①入学金 | $2,000.00 | $2,000.00 | 初回のみ。キャッシャーズチェックで納入 |
| ②授業料(施設維持費込) | $13,440.00 | $15,093.00 | 3期に分けて納入 |
| ③教材費 | $789.00 | $1,239.00 | |
| ④スクールバス代(利用者のみ) | $5,679.00 | $5,679.00 | |
| ②+③の年額 | $14,229.00 | $16,332.00 | ― |
初年度に実際に動くお金は、初等部で$16,229(入学金+授業料+教材費)、中等部で$18,332です。スクールバスを使う場合は初等部$21,908、中等部$24,011になります。2年目以降は入学金がなくなるので、初等部$14,229、中等部$16,332です。
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3期に分けると、1回いくらか
同校の納入金のお知らせには、期ごとの金額まで載っています。4〜7月/8〜11月/12〜3月の3期で、毎回同額です。
| 納入期 | 初等部 | 中等部 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 授業料 | 教材費 | 計 | 授業料 | 教材費 | 計 | |
| 第1期(4〜7月) | $4,480.00 | $263.00 | $4,743.00 | $5,031.00 | $413.00 | $5,444.00 |
| 第2期(8〜11月) | $4,480.00 | $263.00 | $4,743.00 | $5,031.00 | $413.00 | $5,444.00 |
| 第3期(12〜3月) | $4,480.00 | $263.00 | $4,743.00 | $5,031.00 | $413.00 | $5,444.00 |
| 年額 | $13,440.00 | $789.00 | $14,229.00 | $15,093.00 | $1,239.00 | $16,332.00 |
| スクールバス(1期あたり) | $1,893.00(年額$5,679.00) | $1,893.00(年額$5,679.00) | ||||
バスを使う家庭の実際の請求は、初等部で1期あたり$6,636($4,743+$1,893)になります。年3回この額が動く、と考えておくと資金計画を立てやすくなります。
見落としやすい実務――入学金はキャッシャーズチェックのみ
同校は入学金について、「キャッシャーズチェック(銀行で発行された小切手)にて納入、パーソナルチェックや現金は不可」と明記しています。赴任直後で米国の銀行口座を開いたばかりだと、ここで一度つまずきます。受付面接の当日に持参するものなので、面接日が決まった時点で銀行に発行を依頼しておくのが安全です。
面接時に持参するのは、入学願書等の書類一式、この入学金、そしてお子さんのパスポート(顔写真ページとVISAページ)です。入学願書と成育質問表は、受付面接の1週間前までにPDFまたは郵送で送っておく必要があります。

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学費より先に決まるもの――ハドソン川の学区
これは費用の話ではありませんが、ニューヨーク近郊で家を決める前に必ず知っておきたいことです。同校は次のように説明しています。
ニューヨーク日本人教育審議会のもとで、初等部・中等部ともにハドソン川以西に居住する児童・生徒はニュージャージー日本人学校へ、以東に居住する場合はニューヨーク日本人学校へ通学することになっています。つまり住所を決めた時点で、通う学校が決まります。学校を先に選んでから住居を探す、という順番になります。
通学手段も先に確認が必要です。同校は「本校まで、各方面からの公共交通機関を利用しての登校は難しいです」としており、実質的にスクールバスか自家用車の送迎になります。バスは最も早い停留所で午前7時20分発、学校到着は8時20分前後。下校は午後3時15分です。多くの家庭がバス停の近くに住まいを構えている、とも説明されています。
学費に含まれないもの、そもそも無いもの

同校のFAQから、費用の前提として押さえておきたい点を挙げます。
- 給食はありません。毎日お弁当を持参します。
- 制服(標準服)はありません。学習に不都合のない服装であれば自由です。
- クラブ活動(部活動)はありません。地域のタウンが運営するスポーツクラブに参加する家庭が多いようです。
- 教科書は日本と同じものを使います。米国内では購入できないため、渡米前に在籍校で「教科用図書給与証明書」を発行してもらい、海外子女教育財団の教科書配布事業を確認しておきます。
募集人数は初等部・中等部とも各学年15名程度。定員に余裕があれば年度途中の編入も随時可能で、特別な入学条件はありませんが、お子さんの面接があります。国籍は問われませんが、ほとんどの授業が日本語で行われるため日本語が理解できることが前提です。教員の多くは文部科学省から派遣された各都道府県選抜の現役教員で、ESLとアートは米国人の教師が担当します。
この学費を払っても、残る宿題がひとつある
ニュージャージー日本人学校は、日本と同じ教育課程で、帰国してもスムーズに戻れるように設計された学校です。小中一貫で、初等部1年生から中等部9年生までが一緒に生活します。学費を払う価値は、この「日本の学校がそのまま海外にある」という一点にはっきりあります。
そのうえで正直に書くと、各学年15名程度という規模では、同学年・同世代の日本語のやりとりの「量」だけは、日本にいる場合より少なくなります。教科としての国語は学校が見てくれますが、友達同士のふざけた言い方や、少し失礼な言い方とそうでない言い方の差といった部分は、授業では埋めにくい領域です。

ともだちじゃぱんは、そこを補うためのオンラインの学校です。日本の現役水準の教員が担任につき、8人の少人数クラスで、日本にいる同世代の子どもたちと話します。ニュージャージーと日本の時差は14時間(夏時間の期間は13時間)。午後3時15分に下校したあとの時間が、日本の朝と重なります。
よくある質問(ニュージャージー日本人学校 学費)
初年度は全部でいくらかかりますか?
初等部で$16,229(入学金$2,000+授業料$13,440+教材費$789)、中等部で$18,332(入学金$2,000+授業料$15,093+教材費$1,239)です。スクールバスを利用する場合は年$5,679が加わり、初等部$21,908、中等部$24,011になります。
2年目以降はいくらですか?
入学金がなくなるので、初等部$14,229、中等部$16,332です。スクールバスを使う場合はそれぞれ$5,679が加わります。
支払いは一括ですか?
授業料・教材費・スクールバス代は3期(4〜7月/8〜11月/12〜3月)に分けて納入します。1期あたりは初等部$4,743、中等部$5,444。バス利用なら各期に$1,893が加わります。入学金だけは初回に一括で、キャッシャーズチェックのみ(パーソナルチェック・現金は不可)です。
学費のほかに何が必要ですか?
給食がないため毎日のお弁当が必要です。制服はないので購入費はかかりません。教科書は日本と同じものを使い、米国内では購入できないため、渡米前に在籍校で「教科用図書給与証明書」を受け取り、海外子女教育財団の配布事業を確認しておきます。表に載っていない負担があるかどうかは、出願時に学校へ直接確認してください。
ニューヨーク日本人学校とどちらに通うのですか?
居住地で決まります。ハドソン川以西に住めばニュージャージー日本人学校、以東ならニューヨーク日本人学校です。学校を選んでから住所を決める、という順番になります。
年度の途中でも入学できますか?
受け入れ枠に余裕があれば随時可能です。特別な入学条件はありませんが、お子さんの面接が必要です。国籍は問われませんが、授業のほとんどが日本語で行われるため、日本語が理解できることが前提になります。
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