北京への赴任が決まって学校を調べるとき、学費と同じくらい気になるのが「北京日本人学校の生徒数」ではないでしょうか。1学年に何人いるのか、友達は見つかるのか、途中から入って馴染めるのか。結論から書くと、北京日本人学校の在籍は2026年4月20日現在で192名(小学部138名・中学部54名)です。2019年度ごろの約340名から、7年ほどで4割以上減りました。
この記事は、学校が公式サイトの「学校紹介」「入学条件」「体験入学について」で公表している内容と、北京日本人学校に派遣された教員が書いた自治体のレポートをもとに、人数の数字から学校生活がどう見えるかを整理します。

【2026年4月現在】北京日本人学校の生徒数と教職員数
北京日本人学校は1974年に補習校として始まり、1976年に開校しました。小学部と中学部を同じ校舎に置く学校で、場所は朝陽区将台西路6号です。中国政府の許可を得た私立学校として、学校運営理事会が運営しています。2026年に創立50周年を迎えました。
| 区分 | 人数 | 基準日 |
|---|---|---|
| 小学部(1〜6年) | 138人 | 2026年4月20日現在 |
| 中学部(1〜3年) | 54人 | 2026年4月20日現在 |
| 合計 | 192人 | 2026年4月20日現在 |
| 教員(校長・教頭・養護教諭を含む) | 25名 | 2026年5月10日現在 |
| 非常勤講師 | 4名 | 同上 |
| 事務局長・事務職員・SC | 6名 | 同上 |
| 警備員 | 12名 | 同上 |
1学年あたりに直すと、小学部は約23人、中学部は約18人です。日本の小学校なら1クラス分にあたる人数が、そのまま1学年の全員ということになります。幼稚部と高等部はありません。
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7年で4割減――約340名から192名へ
北京日本人学校に派遣された教員が書いた鳥取県のレポートでは、2019年度ごろの在籍は「約340名」でした。同じ「小学部+中学部」で比べると、約340名→192名で、7年ほどで4割以上減ったことになります。さらにさかのぼると、小中あわせて600人を超えていた時期もあったと、東京学芸大学で公開されている派遣教員の報告に書かれています。
中国全体で日本人学校の人数は減っていて、同じ中国の広州日本人学校は2年で67名減って321名、上海でも虹橋校と浦東校で大きく差があります(上海日本人学校は虹橋校か浦東校か)。中国の学校の全体像は中国の日本人学校 一覧にまとめています。

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生徒数から読み取れること――少人数の良い面と気をつける面
192名という規模を、保護者の実感に置きかえるとこうなります。
| 良い面 | 気をつける面 |
|---|---|
| 教員25名に児童生徒192名。1人の先生が見る子どもの数が少ない | 同じ学年に日本語で話せる子が20人前後しかいない |
| 小学部と中学部が同じ校舎。学校は「豊かな人間関係」を特徴に挙げている | 学年によってはクラス替えがなく、人間関係が固定されやすい |
| 中国語会話と英会話の学習、現地理解の活動がある | 放課後のサッカーや野球などは保護者が運営するサークルで、学校の活動ではない |
| 警備員12名。安全面の体制に人を割いている | 人数が減ると、行事や部活の選択肢も少なくなりやすい |
学校の公式サイトによると、放課後にはサッカー・野球・バスケットボール・バレーボール・ダンス・ITなどのサークルがあります。場所は日本人学校の施設を使いますが、運営は学校でも保護者委員会でもなく、各サークルの責任者が担っています。昼食は、保護者委員会の「宅配弁当チーム」が宅配弁当のしくみを運営しています。
現地との交流も続いています。派遣教員のレポートによると、北京日本人学校は現地の月壇中学と30年以上交流を続けてきました。中学部の規模や進路の考え方は日本人学校の中学部で、ほかの学校との比較は日本人学校の生徒数で書いています。

人数より先に確かめたい――北京日本人学校の入学条件
北京日本人学校の入学条件は、学校自身が「他の日本人学校と違う部分があります」と書いているとおり、細かく決まっています。次のすべてを満たす子どもだけが入学・編入学できます。
- 日本国籍を持っていること――保護者の少なくとも1人も日本国籍で、子どもと同居していること
- 北京市などの外国人居留許可があること――180日以上の長期の居留許可が必要で、短期の許可では入学できません
- 中国の国籍や「外国人永久居留身分証」を持っていないこと――中国国内の別の日本人学校から転校する場合でも、永久居留身分証があると入れません
- 授業に困らない日本語力があること――面接で子どもと保護者の日本語を確かめます
- 個人の傷害保険に入っていること
さらに、中学3年生への編入は6月1日以降は受け入れていません(卒業の認定と進路指導の時間を確保するため)。また特別支援学級はなく、特別な支援が必要な子どもの入学は原則として断っている、と明記されています。赴任の時期と子どもの学年によっては、この2点が学校選びを左右します。
入る前に学校を見たいとき――体験入学は1日300元
北京日本人学校には、編入を考えている家庭向けの体験入学があります。今の学校に籍を置いたまま授業を体験するしくみで、旅行中の体験や日本語の練習が目的の場合は受け付けていません。
| 項目 | 内容(学校公表) |
|---|---|
| 対象 | 編入学の条件を満たしている子ども |
| 申し込み | 体験したい初日の6週間前から4週間前の間だけ受け付け |
| 面接 | 本人と保護者がいっしょに来校。パスポートの確認と日本語のチェック |
| 費用 | 1人1日300元。11日以上は月3,300元が上限 |
| 持ち物・通学 | お弁当を持参、通学は保護者の責任、教科書も保護者が用意 |
入学金や授業料の比べ方は中国の日本人学校の学費比較と北京日本人学校の学費・インター比較をご覧ください。週末だけ日本語を学ぶ選び方は北京の補習校にまとめています。

つまり北京日本人学校の生徒数の本質は、「日本語で学べる場所は守られているが、日本語で関われる同世代の数は限られる」という点にあります。国籍や居留許可の条件で、インターや現地校を選ぶ家庭もあります。ともだちじゃぱんは、日本の現役水準の教員が担任につき、8人の少人数クラスで、日本にいる同世代の子どもたちと毎日話すオンラインの学校です。北京と日本の時差は1時間なので、北京の放課後がそのまま日本の夕方と重なります。
よくある質問(北京日本人学校 生徒数)
北京日本人学校の生徒数は何人ですか?
2026年4月20日現在で192人です。内訳は小学部138人、中学部54人です。学校の公式サイト「学校紹介」に掲載されています。
1学年は何人くらいですか?
平均すると小学部は1学年約23人、中学部は約18人です。年度の途中でも赴任や帰任で人数は動きます。
生徒数は減っていますか?
減っています。派遣教員のレポートでは2019年度ごろに約340名でした。2026年4月の192名と比べると、7年ほどで4割以上減っています。
先生は何人いますか?
2026年5月10日現在、教員25名(校長・教頭・養護教諭を含む)と非常勤講師4名です。ほかに事務局長1名、事務職員4名、SC1名、警備員12名がいて、教職員は合わせて47名です。
誰でも入学できますか?
できません。本人と保護者の日本国籍、北京などの長期の外国人居留許可、日本語の力、傷害保険への加入などが条件です。中国の国籍や外国人永久居留身分証を持つ子どもは入学できません。中学3年生への編入は6月1日以降は受け付けていません。
世界の日本人学校は日本人学校の一覧で国別に整理しています。



