メルボルン赴任が決まってメルボルン日本人学校の人数を調べると、多くのページが「小規模校です」で止まります。ところが同校は、学年ごとの児童生徒数を公式サイトに数字のまま載せています。2026年4月13日現在で小中学部の合計は33人。しかも学年別に見ると、いちばん多いG6が7人、いちばん少ないG9は0人です。この記事では、公表されている学年別の内訳と、その人数が実際の学校生活にどう効いてくるのかを、在校生・卒業生・保護者の声もあわせて整理します。

学年別の児童生徒数(2026年4月13日現在)
同校が公開している数字をそのまま並べます。「プレップ」は幼稚園年長児の学齢にあたる学年で、小学部に含まれます。
| 学年 | 児童生徒数 | 区分 |
|---|---|---|
| プレップ | 1人 | 小学部 |
| G1(小1) | 5人 | |
| G2(小2) | 4人 | |
| G3(小3) | 5人 | |
| G4(小4) | 3人 | |
| G5(小5) | 3人 | |
| G6(小6) | 7人 | |
| G7(中1) | 2人 | 中学部 |
| G8(中2) | 3人 | |
| G9(中3) | 0人 | |
| 小中学部 合計 | 33人 | ― |
小学部が28人、中学部が5人という配分です。日本の公立小学校なら1クラス30人前後ですから、この学校は全校でようやく日本の1クラス分ということになります。
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「G9が0人」が意味すること
数字のなかで、赴任前にいちばん確認しておきたいのがここです。2026年4月時点で中学3年生に在籍者がいません。中学部全体でも5人です。
在外教育施設の在籍者数は、駐在員の異動にそのまま連動します。企業の赴任サイクルが変われば、翌年の学年構成はまったく別の形になります。つまりこの表は「この学校の定常的な規模」ではなく、その年の駐在家庭の顔ぶれのスナップショットです。お子さんが中学生になる年度に同学年が何人いるかは、いまの表からは読めません。
実務的には、出願前に「来年度の◯年生の見込み人数」を学校に直接たずねるのが確実です。同校は学校見学と説明を受け付けています。人数はホームページの更新を待つより、問い合わせたほうが早く、かつ新しい情報が得られます。
少人数は、実際どう効くのか
「少人数=手厚い」で終わらせず、同校に実際に通った人たちの言葉を見てみます。同校は在校生・卒業生・保護者の声を公式サイトに掲載しています。

在校生からは「少人数ですがその分みんなのチーム力があってとてもいいところです」(小学部児童)、「人数は少ないですが、その分全校の前に立てる機会が多いので、自分の成長につながる」(中学部生徒)といった声が挙がっています。卒業生は「少人数の学校であるからこそ、先生方と密接な関係をもつことができ、進路相談や学校生活の相談もとても気楽にできた」と書いています。
保護者の声で目を引くのは、「色々な行事で生徒が責任ある役割を担う機会が多く」、その経験が「受験時の面接や高校生活においても生かされる」という趣旨のものです。人数が少ないと、委員会も行事の係も、一人あたりに回ってくる役割が単純に増えます。これは大規模校では得にくい経験です。

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カリキュラムと英語――規模とは別の判断軸
同校はCaulfield Southにあり、2025年5月に創立40周年を迎えた文部科学省管轄の全日制在外教育施設です。市街地から約10km離れた住宅地に位置します。
授業時数について、同校は「日本の小中学校の1〜2割増に当たる豊富な授業時数を確保しています」と説明しています。増えた時間は教科指導と英語教育、そして現地学習(交流学習・校外学習・宿泊学習・出前授業など)に充てられます。英語は日本人の教師が文法を教えたうえで、ネイティブの教師が実践的な授業を行う二段構えで、保護者からは「ただ何となく話せるのではなく、文法を理解した上での英語が身に付いた」という声が出ています。
なお入学時には入学金A$800と、一人につきA$500の学校債(転出時に返金される仕組み)が必要です。授業料は学期ごとの区分で公表されており、学年によって金額が変わります。
33人の環境で、ひとつだけ足りなくなるもの
ここまで見てきたとおり、少人数は先生との距離や役割の多さという形で、はっきりした強みになります。そのうえで正直に書くと、同学年の子が1人から7人という環境では、どうしても届きにくいものがひとつあります。同学年・同世代の日本語のやりとりの「量」です。
日本語は、教わって覚える部分と、同世代とだらだら話しているうちに身につく部分の両方でできています。後者――友達同士のふざけた言い方、流行りの言葉、少し失礼な言い方とそうでない言い方の差――は、授業では埋めにくい領域です。学年に2〜3人という環境だと、この「量」だけが不足します。
保護者の声にあった「子供にとって日本語で安心して遊び、学ぶことができる環境というのは、想像していた以上に良かった」という実感は、裏を返せば、その環境の人数が限られていることの重みでもあります。

ともだちじゃぱんは、ここを補うためのオンラインの学校です。日本の現役水準の教員が担任につき、8人の少人数クラスで、日本にいる同世代の子どもたちと毎日話します。学校の少人数のよさはそのままに、同学年の日本語のやりとりの量だけを別のところから足す、という考え方です。メルボルンと日本の時差は1〜2時間なので、放課後がそのまま日本の夕方と重なります。
よくある質問(メルボルン日本人学校 人数)
全校で何人いますか?
2026年4月13日現在で小中学部の合計33人です。内訳は小学部(プレップを含む)が28人、中学部が5人。学年別ではプレップ1人、G1が5人、G2が4人、G3が5人、G4が3人、G5が3人、G6が7人、G7が2人、G8が3人、G9が0人です。
1クラスは何人ですか?
学年ごとの在籍数がそのまま学級規模に近くなります。公表値では1学年あたり0〜7人です。実際の学級編成(複数学年を合わせるかどうか)は年度によって変わるため、出願前に学校へ確認してください。
中学部はありますか?
あります。小学部(プレップを含む)と中学部で構成されています。ただし2026年4月時点の中学部は5人で、G9は0人です。中学からの入学を検討する場合は、その年度の見込み人数を学校に直接たずねるのが確実です。
人数が少ないと不利になりませんか?
学習面では、先生との距離が近く、行事や委員会で責任ある役割が回ってくるという利点が、在校生・卒業生・保護者の声としてはっきり出ています。一方で同学年の友達の数だけは物理的に限られます。日本語での同世代のやりとりの量を別のところで足しておくと、この一点だけは補えます。
人数の最新情報はどこで分かりますか?
同校の「当校について」のページに、基準日つきの児童生徒数の表が掲載されています。ただし更新は年に数回なので、渡航時期が決まっている場合は学校へ直接問い合わせるほうが確実です。学校見学と説明は随時受け付けています。
学校選び全体はメルボルンの日本人学校とインター比較、週末の選択肢はメルボルンの日本語補習校、国単位の学費はオーストラリアの日本人学校3校の学費、ほかの学校の規模は日本人学校の生徒数、費用の全体像は日本人学校の学費、世界の学校の一覧は日本人学校の一覧をご覧ください。



