「パースで子どもの日本語を続けたい。補習校はどこにあって、学費や曜日はどうなっているのか」「全日制の日本人学校と、土曜の補習校は何が違うのか」――西オーストラリアの中心・パースで、日本語補習校を探す駐在家庭がいちばん迷うポイントです。実際、「パース 補習校」「パース 日本語 補習校 学費」と検索する保護者は確実にいます。ところがパースには性格の異なる2つの機関があり、これが混同されやすいのが実情です。この記事では、パース補習授業校(The Weekend Japanese School in Perth)の2026年度の授業料・授業日程・時間割・入学条件を、学校の公式サイトから整理し、そのうえで「土曜がつぶれる」「レベルが合わない」「満員で入れない」ときの選択肢まで並べます。結論から言えば、大切なのは学年相当の国語を、無理なく続けられる形を選ぶことです。
パースの日本語補習校を、正確にまとめる
パースには日本語で学べる機関が2つあり、名前が似ているため混同されがちです。役割がまったく違うので、まずそこを正直に整理します。この記事で主に扱うのは、現地校・インター校に通う子が土曜に日本語を補う(B) 週末の補習校のほうです。
- (A) パース日本人学校(全日制):文部科学省認定の全日制校で、City Beachにあります。小学部・中学部が対象で、日本と同じ教育課程を平日に学ぶ学校です。日本人学校に転入する子のための制度で、現地校に通いながら国語だけ補いたい家庭の受け皿ではありません。
- (B) The Weekend Japanese School in Perth(週末補習校):この記事の主対象。現地校の学期中の土曜(午前クラス・午後クラスの2部制)に開講し、中学部とATAR日本語バックグラウンドのクラスは日曜です。公式サイトが掲げる校舎はCity Beach(30 Marapana Road)で、運営は西豪州日本人会学校部会の理事会。全日制の日本人学校とは別の、土日に国語などを学ぶ補習授業校です。
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パース補習授業校の授業料・入学金【2026年度】
パース補習授業校の授業料は学期(Term)ごとの支払いで、年4学期です。入学時には入学選考料と入学金がかかり、教材費は別途です。公式サイト「学校情報」の2026年度の表を、学部別に並べます。
| 学部・クラス | 曜日 | 1学期あたり | 1年間(4学期) |
|---|---|---|---|
| 幼稚部(K・PP) | 土曜 | $365 | $1,460 |
| 小学部(PS) | 土曜 | $365 | $1,460 |
| 日本語 J1・J2 | 土曜 | $365 | $1,460 |
| 日本語 J3・J4 | 土曜 | $375 | $1,500 |
| 中学部(MS) | 日曜 | $375 | $1,500 |
| ATAR日本語バックグラウンド Y12 | 日曜 | $475(4〜9月) | ― |
1年目はいくら?――小学生1人の目安
小学部の子1人なら、1年目は入学選考料$20+入学金$90+授業料$1,460=$1,570(教材費別)、2年目からは授業料の年$1,460です。土曜の授業日は年36日(次の見出しで解説)なので、授業1日あたり約$41になります。
- 中学部は日曜:小学部を終えると、中学部(MS)は日曜の10:00〜12:30に移ります。土曜は現地校のスポーツ、日曜は補習校という家庭の組み立て方が変わる点に注意してください。
- ATARのバックグラウンドコース:西オーストラリア州の大学入試科目「ATAR Japanese Background Language」を学校外受験(non-school candidate)で受ける生徒向けの1年間コースで、日曜10:00〜12:00。2027年度受験向け(現Y11)は10月のTerm 4に開講し、入学金$90(初回のみ)・受講料1学期$485と案内されています。2027年度Y11向けのコースは開講予定なしとされています。
年間の授業日と時間割【2026年度】
パース補習授業校の年度は2026年5月2日(土)に始まり、2027年3月20日(土)に終わります。現地校の学期に合わせた4学期制で、学期の間の現地校休みは補習校も休みです。日曜クラスは2026年5月3日〜2027年3月21日です。
| 学期 | 土曜の授業日 | 日数 |
|---|---|---|
| 1学期 | 2026年5月2日〜7月4日 | 10日 |
| 2学期 | 2026年7月25日〜9月26日 | 10日 |
| 3学期 | 2026年10月17日〜12月12日(11月7日は休校) | 8日 |
| 4学期 | 2027年1月30日〜3月20日(1月30日は振替授業) | 8日 |
| 合計 | 36日 | |
時間割は午前クラスと午後クラスの2部制で、同じ学年でも組によって午前か午後かが分かれます(2026年度は1年〜4年が午前2組・午後2組)。
- 午前クラス:小学部・日本語(J)9:00〜12:00/幼稚部 9:15〜11:45
- 午後クラス:小学部・日本語(J)13:00〜16:00/幼稚部 13:15〜15:45
- 日曜クラス:中学部 10:00〜12:30/ATAR Y12 10:00〜12:00
- 短縮授業日(職員会議の日=5月30日・8月22日・11月21日・2月27日):午前 9:00〜11:00(幼稚部9:15〜10:45)、午後 14:00〜16:00(幼稚部14:15〜15:45)
小学部の授業時間を数えると、通常日32日×3時間+短縮日4日×2時間=年およそ104時間です。しかもこの時間には国語以外の授業も含まれます。日本の小学校の国語は3・4年生で年245単位時間(1単位時間45分=約184時間)なので、補習校だけで学年相当の国語をすべて扱うのは難しく、家庭学習を前提にした学校だと考えておくと入学後のギャップが小さくなります。
入学条件と申し込みの流れ(ウェイティングに注意)
小学部・中学部・日本語Jクラスの入学条件は、公式の入学案内で次のように示されています。国籍は問われません。
- 教員の日本語の指示を理解し、日本語で対応できること(小学部以上は、学年・クラスに応じた授業についていける会話力・読み書き力)
- 家庭で学習のサポートができること
- 保護者がPTA活動(休み時間の校内見回り当番、行事など)に参加できること
- 学校や担任との連絡を、Eメールで確実にやり取りできること
流れはオンライン入学願書の提出 → 学校から選考日の連絡(選考料$20)→ 選考(面接・テスト・授業体験など)→ 合否の連絡です。定員に達しているクラスもあり、空きがない場合はウェイティングリストに登録され、空きが出た時点で連絡が来ます。幼稚部は、2027年度入学の説明会・体験会/面接の申し込みがすでに締め切られ、2026年度途中の編入も年長のBクラスは定員に達して募集停止(年中のAクラス=2021年4月2日〜2022年4月1日生まれは欠員待ちの登録制)です。パースへの赴任が決まったら、住む場所より先に願書を出しておくくらいの順番が現実的です。
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場所・曜日・学費・対象を、公開情報で比較する(パース 補習校)
気になる曜日・学費を、公式サイトの公開情報をもとに目安として並べます。金額は改定されることがあるため、最新は必ず各校でご確認ください。あわせて、平日夜に自宅から通えるオンライン(ともだちじゃぱん)も比較に加えます。
| 週末補習校(The Weekend Japanese School) | パース日本人学校(全日制) | ともだちじゃぱん(オンライン) | |
|---|---|---|---|
| 形式・曜日 | 週末補習校・土曜(午前9:00〜12:00/午後13:00〜16:00の2部制・年36日)。中学部は日曜 | 全日制・平日 | 平日の夜=放課後に自宅から毎日 |
| 場所 | City Beach(30 Marapana Road) | City Beach(小中) | 自宅からオンライン(送迎ゼロ) |
| 対象 | 4歳児(幼稚部)〜Year12(2020年よりATAR受験対策コースあり) | 小学部〜中学部 | 年長〜高校生(レベル別クラス) |
| 国語の学び | 学年相当・集団(継承語のJクラスも併設でレベル差が出やすい) | 日本の課程をフルに | 学年相当を現役水準の先生と少人数で |
| 学費のめやす | 入学選考料$20+入学金$90/授業料 小学部J1・J2=年$1,460($365/学期)、中学部J3・J4=年$1,500($375/学期)・教材費別(公式AUD) | 月525豪ドル(小1〜4)/月580豪ドル(小5〜中3)+入学金550豪ドル(通常ビザの場合。留学生ビザ扱いは約3倍) | 通い放題で月額定額 |
| 入りやすさ | 選考あり(願書→面接・テスト・体験)。定員到達クラスはウェイティング | 転入前提 | レベル別に随時受け入れ |
| 土曜日 | つぶれる | ― | 家族に返せる |
こうして並べると、パース 補習校にはそれぞれ役割があることが見えてきます。週末補習校は学年相当の国語と友達を土曜に得られ、幼稚部からATAR(高校)まで継続できる唯一の受け皿です。一方で共通する弱点は、土曜がまるごと授業でつぶれること、そして永住・国際結婚家庭も多く、継承語のJクラスとレベル差が生じやすいこと、人気クラスは満員で待たされることです。

補習校が「合わない・通えない」ときに、家庭が悩むこと
パースでも、週末補習校をやめたり通わなかったりする家庭には、共通する理由があります。
- 土曜がつぶれる・送迎の負担:土曜が授業と宿題で埋まり、家族の予定や習い事と両立しにくい。校舎はCity Beachにあり、郊外からの送迎は重い。午後クラスに入ると土曜の午後がまるごと埋まる。
- レベルが合わない:永住・国際結婚家庭の子が多く、継承語のJクラスと駐在家庭の進度に差が生じやすい。速すぎてつまずく子も、簡単すぎて退屈する子もいる。
- 満員で入れない・待たされる:定員に達したクラスはウェイティングになり、入りたいときに入れないことがある。
- 一人だと続かない:「つまらなくて行きたがらない」「一人だと宿題が終わらない」。
やめた家庭の多くが口にするのは「負担は減ったが、友達がいなくなったのが寂しい」という声です。だからこそ、切り替え先や併用先には「学年相当の国語」と「同世代の友達」の両方がそろっていることが大切です。
ともだちじゃぱんが、パースの家庭に合う理由
ともだちじゃぱんは、国内最大級のオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」(在籍1,000名超)を運営する株式会社NIJINのオンライン日本語スクールです。ただのマッチング型家庭教師ではなく、現役水準の先生が学年相当の国語を、日本の同世代とのつながりのなかで教えます。パースの家庭に、3つの意味で合っています。
① 土曜をつぶさず、平日の夜=放課後に通える
日本の先生の授業を、現地の夕方〜夜に受けられます。土曜を家族に返せて、送迎もなく、平日の生活リズムのまま毎日続けられます。週末補習校の「土曜がまるごと授業」という負担も、満員で待たされる不安もありません。

② 学年相当の国語を、現役水準の先生が通い放題で
講師は採用合格率およそ2%の選抜。今の日本の教室を知る先生が、漢字・語彙・記述を学年のペースで進めます。レベル別クラスなので、継承語と駐在家庭の進度差でつまずく心配がありません。回数課金ではなく通い放題の月額定額制なので、費用が読めて、毎日でも続けられます。帰国後の授業復帰や中学受験の国語の土台づくりにもつながります。補習校が合わない・通えないときの選択肢は補習校に通えない・続かない子へもご覧ください。
③ 日本の同世代と毎日つながるから、友達ができて続く
8人制の少人数クラスに担任の先生。日本に住む同世代の子どもたち(NIJINアカデミーの仲間)と毎日交流します。補習校で失われがちな「友達」がここにあり、「友達と話したいから」日本語が続きます。1期生は入会金無料で、在籍中はこの価格のままです。

よくある質問
パースの補習校の学費はいくらですか?
パース補習授業校(The Weekend Japanese School in Perth)の2026年度は、授業料が1学期あたり幼稚部・小学部・J1/J2が$365、中学部・J3/J4が$375(年4学期=年$1,460/$1,500)で、入学時に入学選考料$20と入学金$90、教材費は別途です(豪ドル)。小学生1人の1年目は教材費を除いて$1,570が目安です。金額は改定されることがあるため、最新は各校公式でご確認ください。ともだちじゃぱんは通い放題の月額定額制です。
全日制の日本人学校と、週末補習校は何が違いますか?
パース日本人学校(City Beach)は文科省認定の全日制で、日本人学校に転入する子が平日に日本の課程をフルに学ぶ学校です。週末補習校(The Weekend Japanese School)は現地登録のコミュニティ言語学校で、現地校・インター校に通う子が土曜(中学部は日曜)に日本語・国語を補う場です。ATAR(高校)まで継続できるのは週末補習校のみです。
パース補習校の授業は年に何日・何時からですか?
2026年度の土曜クラスは2026年5月2日〜2027年3月20日の4学期制で、授業日は年36日です。時間は午前クラスが9:00〜12:00、午後クラスが13:00〜16:00(幼稚部は9:15〜11:45/13:15〜15:45)で、職員会議の日は2時間の短縮授業になります。中学部は日曜の10:00〜12:30です。
補習校と、どう違いますか?
週末補習校は土曜に校舎で学ぶ伝統的な選択肢で、学年相当の国語と友達を得られます。ともだちじゃぱんは平日の夜に自宅から通える点、送迎がない点、日本の同世代と毎日つながる点、通い放題の定額である点、レベル別に随時受け入れる点が異なります。併用も可能で、「土曜は補習校、平日夜はともだちじゃぱん」という組み合わせもできます。
何歳・何年生から通えますか?
年長(5歳)〜高校生まで、年齢より「会話・学びのレベル」を重視してクラスを編成します。日本語がゼロからでも大丈夫です。まずは無料体験でお子さんの今を見せてください。近隣のシドニーをお探しの方はシドニーの補習校事情もご覧ください。
帰国後の中学受験や授業復帰の対策になりますか?
受験専門塾ではありませんが、受験国語の土台になる漢字・語彙・記述を学年相当で積み上げます。帰国後の国語の遅れが心配な方は駐在中の国語、帰国後に間に合う?も参考になります。
パースには補習授業校のほかに全日制の日本人学校もあります。南半球は現地校の学年暦が1月始まり、日本人学校は4月始まりというずれがあるため、どちらに軸足を置くかは早めに決めておくほうが動きやすくなります。全日制を選ぶ場合の費用と学校の所在はこちらです=補習授業校と日本人学校は何が違うのか、日本語補習校のしくみと費用、海外の日本人学校の一覧、日本人学校の学費。
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