香港赴任が決まって香港日本人学校の制服を調べると、写真も価格表も出てきません。代わりに公式サイトに載っているのは「どこで買えるか」だけです。しかもその買い方が3通りあり、校内販売は毎週水曜日の8時30分から15時までという具体的な時間まで決まっています。さらに2026年度から旧香港校と旧大埔校が統合して新しい学校になったため、ネット上に残る校舎ごとの古い情報は、そのままでは当てはまりません。この記事は、公式に公表されている制服の買い方と、あわせて用意する持ち物の考え方を整理したものです。
買い方は3通り――店舗・オンライン・校内販売

同校の「制服について」のページに書かれているのは、次の3つの入手経路です。価格や品目の一覧は掲載されていません。
| 買い方 | 公表されている内容 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 1. 制服業者の実店舗 | Lai Chi Kok Flagship Store/8th Floor, China Pacific Industrial Building, No. 10 Wing Hong Street, Lai Chi Kok, Kowloon/電話 3598 0073 | サイズを実際に合わせたいとき。着任後の最初の1式 |
| 2. 業者のオンラインショップ | https://www.jis.ufsonline.com.hk。ご指定の場所(ご家庭など)への配達サービスあり。発注フォームに英文で詳細の記載 | 買い足し。サイズが分かってからの2枚目以降 |
| 3. 学校での販売 | 毎週水曜日 8:30〜15:00 | 送迎や登校のついでに。急に必要になったとき |
3つのうち、赴任直後にいちばん効くのは校内販売の「毎週水曜日」です。制服は成長やサイズ違いで追加購入が発生しますが、そのたびに荔枝角(Lai Chi Kok)の店舗まで行くのは現実的ではありません。水曜日という曜日を覚えておくだけで、多くの用事が学校で済みます。
一方で、最初の1式は実店舗かオンラインで先に確保しておくほうが安全です。校内販売は在庫と時間帯が限られるため、編入初日に必要なサイズがそろう保証はありません。オンラインショップは家庭への配達に対応しているので、住まいが決まっていれば渡航前に発注しておくという段取りも取れます(発注フォームは英文です)。

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価格が出てこないのは、納付金と別会計だから

制服の価格が公式サイトで見つからない理由は、費用の建て付けを見ると分かります。同校は「学校等納付金一覧」を毎年度公開していて、授業料・PTA会費・通学バス料金は月額まで明記されています。ところがその一覧に制服は入っていません。
つまり制服は学校が徴収するお金ではなく、保護者が業者(Uniform Station Ltd.)から直接買うものです。小切手の宛先が学校ではなく業者名になっているのも同じ理由です。だから学校のサイトには価格が出ず、業者のオンラインショップで確認することになります。
なお同校の令和8年度(2026/2027)の納付金一覧では、入学金について「香港政府からの指示により、徴収いたしません」と明記されています。費用を見積もるときは、この一覧と制服代を分けて考えてください。学校納付金の詳細は香港日本人学校の学費にまとめています。
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2026年度に学校が統合された――古い情報に注意
検索で出てくる情報を読むときに、いちばん気をつけたいのがここです。同校は「本校は、2026年度から旧香港校と旧大埔校が統合し、香港日本人学校(Japanese International School:JIS)として新たな歩みを始めました」と公表しています。
つまり「香港校の制服」「大埔校の制服」という校舎別の書き方をしているページは、統合前の情報です。個人ブログや掲示板の書き込みは統合以前のものが多く残っています。制服のように運用が変わりうるものは、必ず現在の公式ページで確かめてください。
現在の同校の構成も押さえておくと読み違えが減ります。日本人学級(Japanese Section:JS)と国際学級(International Section:IS)があり、JSの小学部には通常学級とグローバルクラス(小4〜小6)、中学部には通常学級があります。国際学級は国際バカロレア(IB)認定を受けたPYPで、JSとは別のカリキュラムです。
制服以外に「日本で買っておくべきもの」はあるか
制服とセットでよく聞かれるのが持ち物です。同校のよくある質問には、はっきりした回答があります。「学校生活で普段使う『持ち物』ですが、原則として日本から買ってこなくてはならないものは、特にありません。必要なものはすべてこちら香港で購入可能です。」
| 持ち物 | 学校の説明 | 読み取れること |
|---|---|---|
| ランドセル | すでに持っていれば使ってよく、なければ他のカバンでかまわない | 新規購入は必須ではない |
| カバンの形 | 香港では給食がなく、ほとんどの子どもがバス通学のため、新たに買うならお弁当・水筒をひとつにまとめられるリュック型がよい | お弁当と水筒が毎日の前提 |
| 文房具 | 各校それぞれに指定のノートなどがあるが、いずれも香港で購入できる | 指定品は現地で買う。日本で買い込む必要はない |
日本から持って行くべきものが実質ないというのは、荷物の少ない引っ越しができるということです。すでに日本で買ってあるものは持って行き、足りないものは現地で買う――この方針で問題ない、と学校自身が言っています。
赴任前に確認しておく3つ
| 確かめること | 確認先 | |
|---|---|---|
| 1 | 現在の制服の品目とサイズ・価格(学校サイトには非掲載) | 業者オンラインショップ/実店舗(3598 0073) |
| 2 | 編入初日までに間に合う受け取り方法(配達か、校内販売の水曜を待つか) | 業者/学校事務局 |
| 3 | 子どもが通常学級かグローバルクラスか(小4〜小6は区分がある) | 学校(編入学の手続き時) |
なお編入にはお子さんの家族居住ビザ(Dependent Visa)が必須で、登校開始日までに有効なビザがない場合は編入できないと明記されています。制服の手配よりも、こちらを先に動かしてください。日本人学校の制服全般の考え方は日本人学校の制服にまとめています。
制服がそろっても、話す相手は自動的には増えない
制服や持ち物は、赴任準備のなかでいちばん形が見えるところです。ここが整うと、生活が始まる実感がわきます。
その先で保護者から出てくる相談は、たいてい「日本語で話す相手が、クラスの数人で固定されていく」という話です。香港日本人学校は英語教育に力を入れていて、それは大きな強みですが、日本語で雑談する時間は放課後にどれだけ残るかで決まります。ともだちじゃぱんは、日本にいる同世代と少人数で毎日話す時間をつくるオンラインの学校です。移動がないので、バス通学で帰宅が遅くなる家庭ほど噛み合います。
よくある質問(香港日本人学校 制服)
制服はどこで買えますか?
3通りあります。制服業者の実店舗(Lai Chi Kok Flagship Store、8th Floor, China Pacific Industrial Building, No. 10 Wing Hong Street, Lai Chi Kok, Kowloon/電話 3598 0073)、業者のオンラインショップ(https://www.jis.ufsonline.com.hk)、そして学校での販売(毎週水曜日 8:30〜15:00)です。
制服の値段はいくらですか?
学校の公式サイトには掲載されていません。制服は学校の「学校等納付金一覧」に含まれておらず、保護者が業者(Uniform Station Ltd.)から直接購入するためです。価格は業者のオンラインショップまたは実店舗で確認してください。
日本にいるうちに注文できますか?
業者のオンラインショップにはご指定の場所(ご家庭など)への配達サービスがあり、発注フォームに英文で詳細が記載されています。受け取り先の住所が決まっていれば発注できます。支払いに小切手を使う場合の宛先は「Uniform Station Ltd.」です。
学校での販売はいつですか?
毎週水曜日の8時30分から15時までです。買い足しやサイズ交換のときは、この時間帯を使うのがいちばん手間がかかりません。
大埔校と香港校で制服は違いますか?
同校は2026年度から旧香港校と旧大埔校が統合し、香港日本人学校(JIS)として新たに始まったと公表しています。校舎別に書かれた情報は統合前のものなので、現在の運用は公式ページで確認してください。
日本から買っていくべきものはありますか?
学校は「原則として日本から買ってこなくてはならないものは、特にありません。必要なものはすべてこちら香港で購入可能です」と回答しています。ランドセルも必須ではなく、給食がなくバス通学が中心のため、新たに買うならお弁当と水筒をまとめられるリュック型がよいと案内されています。
香港の学校の実務は香港日本人学校 大埔校、費用は香港日本人学校の学費にまとめています。世界の学校の一覧は日本人学校の一覧をご覧ください。




