「ヒューストンで子どもの日本語を続けたい。補習校はどこにあって、学費や曜日はどうなっているのか」「土曜がまるごと授業でつぶれて、Katyの家からの送迎も長い。ほかに選択肢はないのか」――石油・エネルギー産業の駐在家庭が集まる広大なヒューストンで、日本語補習校を探す保護者がいちばん知りたいポイントです。実際、「ヒューストン 補習校」「ヒューストン 日本語 補習校 学費」と検索する家庭は確実にいます。この記事では、ヒューストン日本語補習校の2026年度の授業料・入学金・授業日数・入学(転入)の条件を、学校の公式サイトから実額で整理し、そのうえで「土曜がつぶれる」「送迎が遠い」「レベルが合わない」ときの選択肢まで整理します。結論から言えば、大切なのは学年相当の国語を、無理なく続けられる形を選ぶことです。
先にヒューストン日本語補習校の基本です。授業は土曜のみ・年41日。校舎は借用で、Westchester Academy for International Studies(901 Yorkchester Dr, Houston, TX 77079)、事務所はAshford Crossing II(1880 S. Dairy Ashford, Suite 170, Houston, TX 77077)にあります(補習校要覧の記載)。在籍は589名(2026年4月25日現在・幼稚部から高等部まで)、授業料は3か月ごとに小中学部477ドル・幼稚部549ドル。入学には面接と合否判定があります。
ヒューストンの日本語補習校を、正確にまとめる
ヒューストンは石油・エネルギー産業を中心に日系企業が集積し、在留邦人が集まる街です(ヒューストン市の在留邦人は4,268人・2020年、在ヒューストン日本国総領事館調べ/2024年の最新値は確認できないため断定はしません)。日本語で学べる週末の選択肢が「ヒューストン日本語補習校」です。NASA(ジョンソン宇宙センター)のある街にちなみ、「宇宙に一番近い補習校」とも呼ばれています。まずは実データを正直に整理します。
- ヒューストン日本語補習校:ヒューストン日本商工会が設立した非営利法人「JEIH補習校運営委員会」が運営する私立の補習授業校です。公式サイトによると、ヒューストン市西部のメモリアル地区にある校舎(Westchester Academy for International Studies・901 Yorkchester Dr)を借用し、週1回の土曜に1日6時間・年間41日の授業を行っています(=毎週ではありません)。事務局への問い合わせは jlssh@jeihouston.org。
- 歴史と規模:1972年開学(公式サイトの表記)で、アメリカでも古い補習授業校のひとつです。在籍者数は公式サイトの学校概要によると2026年4月25日現在で589名(幼稚部60名・小学部399名・中学部85名・高等部45名)、教職員64名。高等部まで置いている補習授業校は全米でも多くありません。
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場所・曜日・対象・学費を、公開情報で比較する
気になる曜日・学費を並べます。授業料と入園・入学金は、公式サイト「教科書(教材)等・諸経費」に実額が公表されています(この記事では下の見出しで費目ごとに整理します)。あわせて、平日夜に自宅から通えるオンライン(ともだちじゃぱん)も比較に加えます。
| ヒューストン日本語補習校 | ともだちじゃぱん(オンライン) | |
|---|---|---|
| 形式・曜日 | 週末補習校・土曜 6時間・年間41日 | 平日の夜=放課後に自宅から毎日 |
| 対象 | 幼稚部〜小学部〜中学部〜高等部(高3相当) | 年長〜高校生(レベル別クラス) |
| 国語の学び | 学年相当・集団 | 学年相当を現役水準の先生と少人数で |
| 学費のめやす | 授業料は3か月ごと。小・中学部 $477/幼稚部 $549(年4回)+入園・入学金 $200〜300 | 通い放題で月額定額 |
| 送迎・土曜日 | 校舎まで送迎(Katy等から長距離)・土曜がつぶれる | 送迎ゼロ・土曜を家族に返せる |
こうして並べると、それぞれに役割があります。補習校は学年相当の国語と友達を土曜に得られる伝統的で貴重な選択肢です。一方で、広いヒューストンならではの弱点もあります。土曜が6時間まるごと授業でつぶれること、Katy(西郊)など日系家庭が多い地区から校舎まで車で長距離送迎になること、そして駐在の滞在期間・帰国時期がまちまちで、学年・日本語レベルのバラつきが起きやすいことです。

ヒューストン日本語補習校の授業料・入園入学金【2026年度】
公式サイトの「教科書(教材)等・諸経費」に、入園・入学金と授業料の実額が掲載されています。授業料は3か月分でまとめて示されており、銀行口座からの自動引き落としで年4回に分けて支払います。費目ごとに並べます。
| 区分 | 授業料(3か月分) | 年額の授業料(3か月分×4回) |
|---|---|---|
| 幼稚部 | $549 | $2,196 |
| 小学部 | $477 | $1,908 |
| 中学部 | $477 | $1,908 |
| 高等部(1科目選択) | $345 | $1,380 |
| 高等部(2科目選択) | $435 | $1,740 |
| 高等部(3科目選択) | $522 | $2,088 |
入園・入学金は、日本商工会の会員かどうかで変わります。会員は $200、非会員は $300で、入学時の初回のみです。公式サイトには、在籍している園児・児童・生徒が卒園・卒業して同じ学校の上級学部へ進む場合は入学金が不要であること、一度退学して再び入園・入学する場合はあらためて入学金がかかることも明記されています。一時帰国や本帰国で抜ける可能性がある家庭は、ここを先に知っておくと判断しやすくなります。
1年間でいくらかかるか(小学部の目安)
小学部で試算すると、授業料は年 $1,908。初年度はこれに入園・入学金が加わり、商工会会員で $2,108、非会員で $2,208が目安です。授業は年間41日なので、1日あたりおよそ $46という計算になります。これとは別に教材費・副教材費・学用品がかかります(金額は下記)。
支払い方法には、家計の面で知っておきたい条件が2つあります。ひとつは引き落としが年4回で、4〜6月分が4月15日ごろ、7〜9月分が8月15日ごろ、10〜12月分が10月15日ごろ、1〜3月分が1月15日ごろということ(土日祝で前後します)。もうひとつは、3か月ごとの一括払いで、通学した日数による減額や返金の扱いはないという点です。駐在の帰国時期が学期の途中になる家庭は、引き落とし日と帰国日の関係を先に確認しておくと安心です。
教材費・教科書・学用品はどうなるか
教材費は授業料とは別で、幼稚部・小学部は4月と10月、中学部・高等部は4月に徴収されます。授業料の引き落としと同時に口座から引き落とされ、明細額は事前に知らされます(公式サイトに一律の金額表は出ていません)。教科書は小・中学部は文部科学省から無償で配付されるものを使い、年度途中で転入する場合は、渡米前に海外子女教育振興財団へ問い合わせて受け取るか、在ヒューストン日本国総領事館で(要予約)受け取る必要があります。次の学期以降は補習校から無償で支給されます。高等部の教科書は有償、副教材は各学年で使うものを有償で支給、小学部の転入生には国語・算数・社会のノートが支給されます。
授業は年41日・土曜6時間。学年で科目が変わる
公式サイトの学校概要によると、授業は週1回の土曜に1日6時間、年間41日です。「毎週土曜がつぶれる」と言われがちですが、正確には現地校の長期休みなどを除いた年41日で、1年のうち土曜のおよそ8割弱にあたります。2026年度の科目は学部・学年で変わります。
- 小学部1・2年:国語、算数
- 小学部3〜6年:国語、算数、社会
- 中学部:国語、数学、理科、社会
- 高等部:現代の国語/言語文化、国語表現、論理国語、数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学AB を選択制(選ぶ科目数で授業料が変わります)
行事も公式に公開されています。4月に入園・入学式、6月に授業参観、7月は夏休み、8月に保護者面談、10月に漢検・英検(一部)、11月に運動会、1月に硬筆展・年賀状コンクール、3月に卒園・卒業式。中学部は期末試験が年2回あり、NASAのある街らしく不定期に宇宙セミナーが行われます(年により実施されないこともあります)。
入学・転入には面接と合否判定がある
見落とされやすいのが、希望すれば必ず入れる学校ではないという点です。公式サイトの転入手続きのページには、まず問い合わせのうえ面接(要予約)が必須で、校長・教頭による面接を実施して合否を判定すると書かれています。入学の許可は学校規定に基づき管理職の面接によって判断されます。
- 4月入学と年度途中の転入で窓口が違う:入園式・入学式(4月11日)までに入るのが新入生で、4月18日以降は転入扱いになります。新小学2年生以上は、4月からでも転入の手続きで申し込みます。
- 幼稚部は定員と受付期間に注意:公式サイトによると幼稚部は定員に達しており、面接後に入園が決まっても空き状況により待つ場合があります。1月から3月までは幼稚部の転入を受け付けていません。
- 対象年齢:転入園(年長)は2020年4月2日〜2021年4月1日生まれ、転入学(小1〜高3)は2008年4月2日〜2019年4月1日生まれが対象です。
- 提出物:小学生以上は、在籍していた学校の在学証明書(日本語)が必要です。初登校日の翌日までに、データベース上で免責の同意書を承諾する手続きもあります。
- PTA活動が条件に含まれる:公式サイトには、入園・入学・転入にあたって学校要覧や面接時の説明に承諾する必要があり、免責同意書の承諾やPTA活動の必須などの条件が含まれると明記されています。
つまりヒューストンの場合、費用そのものより「面接と合否がある」「幼稚部は待つことがある」「PTAの当番がある」「土曜の送迎が長い」といった条件のほうが、続けられるかどうかを分けます。次の章では、実際に合わなかった家庭がどこでつまずいたのかを整理します。
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補習校が「合わない・通えない」ときに、家庭が悩むこと
ヒューストンでも、補習校をやめたり通わなかったりする家庭には、共通する理由があります。
- 土曜がつぶれる・送迎が遠い:土曜が6時間の授業と宿題で埋まり、Katyなど郊外からの往復送迎の負担が重い。家族の予定や習い事と両立しにくい。
- レベルが合わない:エネルギー産業駐在は滞在期間・帰国時期がまちまちで、学年・日本語レベルのバラつきが出やすい。進度が速くてつまずく子も、簡単すぎて退屈する子もいる。
- 一人だと続かない:「つまらなくて行きたがらない」「一人だと宿題が終わらない」。
- 都市圏が広く通いにくい:ヒューストン都市圏は面積が非常に広く、地区によっては土曜の通学距離が重い。
やめた家庭の多くが口にするのは「負担は減ったが、友達がいなくなったのが寂しい」という声です。だからこそ、切り替え先や併用先には「学年相当の国語」と「同世代の友達」の両方がそろっていることが大切です。
ともだちじゃぱんが、ヒューストンの家庭に合う理由
ともだちじゃぱんは、国内最大級のオルタナティブスクール「NIJINアカデミー」(在籍1,000名超)を運営する株式会社NIJINのオンライン日本語スクールです。ただのマッチング型家庭教師ではなく、現役水準の先生が学年相当の国語を、日本の同世代とのつながりのなかで教えます。広いヒューストンの家庭に、3つの意味で合っています。
① 土曜をつぶさず、送迎ゼロで平日の夜=放課後に通える
日本の先生の授業を、現地の夕方〜夜に自宅から受けられます。土曜を家族に返せて、Katyなど郊外からの長距離送迎もゼロ。平日の生活リズムのまま毎日続けられます。補習校の「土曜6時間+送迎」という負担がありません。

② 学年相当の国語を、現役水準の先生が通い放題で
講師は採用合格率およそ2%の選抜。今の日本の教室を知る先生が、漢字・語彙・記述を学年のペースで進めます。滞在期間や帰国時期がまちまちでも、レベル別クラスだから今の子どもに合った進度で学べます。回数課金ではなく通い放題の月額定額制なので、費用が読めて、毎日でも続けられます。帰国後の授業復帰や中学受験の国語の土台づくりにもつながります。
③ 日本の同世代と毎日つながるから、友達ができて続く
8人制の少人数クラスに担任の先生。日本に住む同世代の子どもたち(NIJINアカデミーの仲間)と毎日交流します。補習校で失われがちな「友達」がここにあり、「友達と話したいから」日本語が続きます。1期生は入会金無料で、在籍中はこの価格のままです。

よくある質問
ヒューストンの補習校の学費はいくらですか?
公式サイトの「資料:諸経費」によると、授業料は3か月分で小学部・中学部が $477、幼稚部が $549、高等部は選ぶ科目数により $345〜$522。年4回の引き落としなので、小学部の年額は $1,908が目安です。入園・入学金は商工会会員 $200、非会員 $300(初回のみ)。教材費は別途で、金額は引き落とし前に学校から知らされます。最新は補習校事務局(jlssh@jeihouston.org)でご確認ください。
授業は年に何日ありますか? 入学に面接はありますか?
公式サイトによると、授業は週1回の土曜に1日6時間、年間41日です。入学・転入は面接(要予約)が必須で、校長・教頭による面接のうえ合否が判定されます。幼稚部は定員に達しており、空き状況により待つ場合があるほか、1月〜3月は転入を受け付けていません。希望すれば必ず入れるわけではない点に注意してください。
補習校と、どう違いますか?
補習校は毎週土曜に校舎で6時間学ぶ伝統的な選択肢で、学年相当の国語と友達を得られます。ともだちじゃぱんは平日の夜に自宅から通える点、送迎がない点、日本の同世代と毎日つながる点、通い放題の定額である点が異なります。併用も可能で、「土曜は補習校、平日夜はともだちじゃぱん」という組み合わせもできます。
何歳・何年生から通えますか?
年長(5歳)〜高校生まで、年齢より「会話・学びのレベル」を重視してクラスを編成します。日本語がゼロからでも大丈夫です。まずは無料体験でお子さんの今を見せてください。補習校に通えない家庭の選択肢は補習校に通えない・続かない子へもご覧ください。
帰国後の中学受験や授業復帰の対策になりますか?
受験専門塾ではありませんが、受験国語の土台になる漢字・語彙・記述を学年相当で積み上げます。帰国後の国語の遅れが心配な方は駐在中の国語、帰国後に間に合う?も参考になります。
アメリカで全日制の日本人学校があるのはシカゴ・ニューヨーク・ニュージャージー・グアムの4か所だけで、ヒューストンにはありません。つまりヒューストンで日本の教科を積む手段は、補習授業校か、それ以外の方法かのどちらかになります。同じ状況の都市を横断してまとめた記事があります=補習授業校と日本人学校は何が違うのか、アメリカの補習授業校のまとめ、日本語補習校のしくみと費用、海外の日本人学校の一覧。
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